人の役に立ちたかった。

私前に手話の勉強してた事があったの。
1年間手話講習にも行っていたし、その講習が終わってから、手話サークルにも入ってた。
その頃障害者の就労継続支援のＢ型作業所で働いていて、聾の人が通所していたから、その人の担当になっていた。
勿論手話で会話した。
手話サークルでは、聾の人達が入所している施設や、作業所に行って交流したりしていた。
とても勉強になるし、手話も上達して行った。
私は人の役に立ちたかった。
手話通訳士になって、同時通訳出来るくらいになりたかった。
だからＢ型作業所にも勤務していた。
だけど段々勤務するのがしんどくなってきた。
障害者同士のいざこざがあったり、それに対応したりしてるうちに、何だか私のやりたかった事と違うような気がしてきた。
それと同時に手話サークルの活動も重荷になってきた。
一生懸命やらなければならない程、私は疲れてしまった。
こんなに辛いなら少し休もう。
そう思って仕事も、サークルも３ヶ月くらい休んだ。
それから再開したのだけど、やっぱりダメだった。
私のうつ病が再発してしまった。
何もやる気が起こらなかった。
もう無理をするのは辞めよう。
私は仕事も手話サークルも辞めた。
短い間だったけど、私は私を守る事を優先した。
それからもう手話はやってなくて、すっかり忘れてしまった。
でもある日ホテルに聾の人が泊まりに来ていた。
その時は筆談で対応したのだけど、もしあの時手話が出来てたら、もっとちゃんとコミュニケーションが取れてたのに。
長続きしなくて何だか悔しい。
今からでも人の役に立つように頑張りたい。
私は障害者や精神疾患の人たちと、働けるホテルを作りたいって言う目標があるから、手話や語学とか勉強しようかと思う。
何にも出来ないより、少しでも出来る方がいいよね。