遊んでばっかりじゃないの!!授業おくれるでしょ 特別支援学校;現場より
今日は支援学級の先生からこんなご質問をいただきました。
小2の自閉的傾向のある男の子、
水道での水遊びに夢中になって、なかなか終われないという子どもさん。
水遊びを止めようものなら怒り出すし、たたきにくるし、、、
でも 今 水遊びを止めなかったら延々と続くし・・・、
授業には遅れてしまうし、、、。
どうしたもんか・・・
と頭を抱えていらっしゃるようすです。
この遊びの終わり方について、課題になる子どもたちよくいると思います。
特に低学年の子供には多い姿かもしれませんね。
なぜ低学年の児童に多いのでしょうか。
それはずばり、生きてきた経験の少なさからくるからです。
大人は生きてきた経験値が断然子どもより多いですよね。
でね!!!
子どもたちってこんな世界で生きているんです。
みるもの、きくもの、ふれるもの・・すべてが初体験!!
このひんやりして流れていくものなぁに!気持ちいい!!とか
これはべたべたするな、
とか、
ひっぱったら千切れるな
とか、
これはいい匂いのするものだ
とか・・・。
いろいろなものに出会い、そのたびに初めまして!!
あなたはなあに?
おもしろい!
ちょっと怖い?
好きかも?
そんな心が動いたの世界の中で、いつも生きているのです。
だから、大人に比べてそれらを感じることに多くの時間を要します。
つまり大人の思う同じ時間軸では
動けなくて当たり前のような気もします。。。
だからそこを中断されると怒るんです。
大人でも
ドラマのクライマックスで感動している真っ最中に、いつも
ぶちっとテレビをとめられてしまうとどうですか?。
話を戻しますね。
そんな心がたくさん動かされる世界は乳幼児期に
たっぷりと経験してきます。
ただ障害の背景からもゆっくりとゆっくりと育っていく特性もあります。
ちょうど世界を作りだした、途中の過程で小学校、
小学部に入学してくるのではないでしょうか。
もちろん、飽きやすい、好きな遊びの幅が狭い。。。そんな彼らの実態もありますが、
それも一人では遊びこめない弱さが見られるのですよね。
幼い子供たちの時間軸というのはゆったりと考えてほしいのです。
まとめます。
どうぞ切り替えれない遊びの時間が、先生が困った時間にするのではなく、
一緒に遊んで二人の良い時間になるように勧めてみてください。
本人が快の状態のときに
人間関係を積極的にはぐくむこと、
信頼関係をはぐくむこと
これは支援教育を小学部のこどもたちと
やっていく中での大きなポイントです。
今日も最後までお読みくださりいありがとうございました!!
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