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1秒問題。何で話しかけてくるの??特別支援学校:現場より!!

支援教育に携わっていると
たった1秒に泣く。
そんなことがあります。

例えば
授業にいかないって立ち止まっていた子が
何分もかけてやりとりをして、気持ちを切り替えて
さっ!いくぞ!って
今行く気になったよね!
ってたちあがったのに、
ほかの人が声をかけた瞬間、
・・・・また座り込んで
「いかない」に逆戻り。

嘘でしょーー泣く・・・

私たち大人は、あの子たちの「やる」「やらない」の決断の1秒間の世界に
かなりのエネルギーを注いでいます。

20分も30分も時間をかけていたとしても
たった1秒でもうやらないよ・・スイッチオフになっちゃう・・・・

あーー気持ちがすぐに切り替わるそんな方法あるのかしら。


解決方法は
・・あります???よ??ん?

それはやり取りする人を変えてしまうんです。

子どもは一瞬、状況理解にはてな?となります。
あれ?A先生とやりとりしていたのに
B先生がいるのなんで?ってなるわけです。

そうしているときはいかないの意思表示は消えますから、
その間にさささと何事もなかったかのように
動いてしまえばよいのです。

いやいやいやいや。


仮にその方法は何度かはうまくいくことがあるかもしれませんが
これは対処療法ですから、その方法も通じなくなるし、

いつか関係は悪くなります。

最近、子どもと二人で向き合っている最中に
話しかけてくる先生が増えてきました。


「先生、一緒に連れていきましょうか」

私の心の声、
     「ごめんなさい頼んでないです」

「先生、大丈夫ですか?」

私の心の声、
   「私より子どもの様子をみて判断して、そっとして!!

       頼みます!!」

「先生、授業おくれますよ」

私の心の声
  「わかってます、その授業行きたくないっていってるんです。。。」

どうして人と人が真剣に話しているときに、
話しかけてくる(空気を壊す)大人がいるんでしょう。

でもね・・・
じつは私も新人の頃先輩の先生にガツンと怒られたことがあります。

廊下にすわりこんでいる先輩教員と子どもをみつけて
何の気なしに「手伝いましょうか」って
声をかけてしまっていたんです。

あとで
「手伝うってどういう意味?
子どもの様子みてるの?表情みてるの?
なんであのタイミングで声かけたの??」


ってがつんと怒られちゃいました。


今は、こうやって叱ってくれる先輩も少なくなりましたね。

最近は気持ちのやり取りをする前に、先生二人がかりで立ち止まった子どもをみつけると
すすす。。。。と大人二人がわきを抱えて、連れていってしまう光景の多いこと。

もしくは本人の意思を尊重すると受け止めその場にずっととどまっているまま。。。。


「授業遅れます」
「先生困ってますよね」
「失敗経験になるから」
「パニックをおこしたらダメだから」
「寄り添うことが大切だから」

大人のわたしたちに原因があります。
「学校そのもの」に対する価値観、
しなければ、やらなければならないという思い込みの強さ。

それからできないことを難しい問題・・・

といってもっともらしい理由付けをして
問題をあいまいにする癖があって、
たかだか、1秒を守ってやれない・・・。

それ・・・本当にやりたい活動なのか
楽しい活動なのか・・・、
今のあの子たちに本当にに必要なことって何?
無難に過ごした時間があの子たちに必要なのか・・・

無理に連れて行った先に子どもたちのわかった、できた!
面白かったのホントの笑顔はあるのでしょうか。


大人のわたしたちが煩雑な毎日の中で学ぶことの意味
そのものを見失ってしまって、
「やらなければならないよ!」
「なんかわからんけど…大切らしいからやるのよ」

         おいおい(でも多いですこういう大人)

そんな意図が全開の大人との間で
子どもたちはいつもざわざわ揺れているのかもしれませんね。

しなければならない・・・やらなければならない・・・

1秒を守る世界・・・

皆さんはどう考えますか?

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