担任変えてください。と言われたら パート2 特別支援学校:現場より
お母さんに信じてもらうこと。
いままでの周りの大人とは違うって。
安心して子どもを任せてもらえるように。。。
そしてお母さんも安心して話してもらえるように。。。
子どもと同じで、先生って学校って味方であるとまずは思ってもらうためにお母さん自身そして、お母さんの子育てをまずわたしたちが、 認めるということです。
目の前のこどものことを、お母さんからたくさん教えてもらうことだと思います。
そしてわたしたちが、「学校のお母さん」
になれるように私たち頑張るね、いろいろ教えてね
が土台作りのスタートかなと思います。
本当に入学したてのあの子たちと関わると、
やっぱりお母さんにはかなわないって思います。
ただし学校として、学年として大切にしていることは
集団での勉強会、お便りをつかって
特別支援学校のことをこれでもかと丁寧に伝えます。このバランスです。
確かに「こうしたらうまくいくよ」
は経験上わたしたちは多くもっています。
いろんな子どもさんをみてきているので。
今の状態を一刻も早く修正したい、、、と伝えたくなる。
でもこれでうまくいきますよ!といきなり伝えても
お母さんにしたら、受け取れない。
もしくは
私の子育て、、と否定された気持ちで受け取るかもしれません。
土台つくりで大切なのはお母さんの自尊心の回復、自信を取り戻すです。
そして
学校での様子を日々丁寧に伝えます。
信頼関係ができてきて、子どもが学校に安心して通いだした頃に、
改めて課題に向かって
ご家庭でも取り組んでいくことを提案してみてはどうでしょうか
この先生の話なら聞けると!!いう関係性の頃に
提案してみませんか。
担任をかえてください。
受け取れない言葉を、
伝えてくる保護者の心情。
きっとあのときの、あんなことこんなこと。。未解決なこと、 おいてきぼりになっていたこと、わかってくれなかった・・・が
積もり積もっていたのではと思います。
あの担任とはうまくいってたのに、あなたとはだめ・・・
予測されるのは
お母さんとの信頼関係を育めてきたときに
それでこちら側がうまくいっているオッケーと安易にとらえてしまって、
子供の成長に必要な「核のメッセージ」を伝えることを 止まってしまっていたこと
つまり、保護者の話を受け止めるだけの関係性だったのではとも考えられます。
つまり、子どもの成長に必要なこと、ひょっとしたら
大人には痛みを伴うかもしれないけど、
成長には欠かせないのと必要な話をすることを
伝えていなかったとも考えられます。
だってね、昼夜逆転の子ども
夜眠る時間を決めれなくて夜中になってやっとみんな家族が眠れて
ふらふらのお母さん。
わかっています。
10時になったら寝ます!と決めて、泣こうが叫ぼうか寝ることに
一刻も早く真剣になるべきなんです。
でもそんなお母さんがふらふらになりながら毎日つないだ子育てを
答えはこう!といきなり伝えたところで、
お母さんとの関係性には何も生まれません。 できることならとっくにやっています。
だから
まずは
「認める」ことからが始まりです。
子どもが学校の先生を信頼して、お母さんのその様子をみて
子どもの変化を一緒に感じて
がんばってきたね!と認め合い、 お母さんたいへんなのがんばってきましたよね。
と一緒にしんどさを少しでも共有できたら、
あるときには、お母さん、夜は寝るのよって
10時になったらなにがなんでも電気消しましょうよって
お母さんの気持ちを後押しできる関係性が必要なんです。
そのまま、昼夜逆転を認めていてはだめですよね。
先生やってみてできなかった、 いやいやお母さんがんばったね、でもやってみようよ!
先生できないよ。わかった、こうやってみよう。
しんどいことに蓋をせず、ちゃんと向き合える。
ここかなと思います。
だから気持を共有したり、共感したり、そのあとが大切なんです。
子どもの成長に必要なこと、お母さんに痛みがおこるかもしれないけど向き合ってもらえるか・・・ということです。
そうやってお互い磨かれて子どもを通して大人も成長していくんです。
今回は教師もお母さんにとっても痛みが伴う・・・ あえてお話してみました。
次回はもし言われてしまったらどうするか・・・
ちょっと違う視点でお伝えしてみたいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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