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レポート「ふくい学都祭」

新年あけましておめでとうございます。

2022年の夏に開校したふくまち大学は、今年で3年目を迎えます。更に多くの方に「ひらく・つながる・できる」の3つを実感してもらえるよう、今年も福井のまちなかで学びの機会を生み出し続けていきます。

さて今回は、昨年12月2日(土)に開催された「ふくい学都祭」の様子を写真とともに振り返ります。



ふくい学都祭とは?

福井まちなかを舞台に、多彩な学びの機会を一日にギュッとつめこんだイベントが「ふくい学都祭」です。今回が初めての開催となりました。

学都(がくと)とは、”学びの都”のことを指します。私たちは、福井のまちを「教育を大事にしてきた歴史を背景とし、学びを起点にこれからの変化をともに生み出すことのできる”学びの都”」であると捉えています。参加者のみなさんに’’学都’’福井のまちなかを巡ってもらいながら、各講座を通して多様な気づきと出会いを提供し、学びのたのしさをまちいっぱいに広げることを目指して開催しました。

(学都祭の詳細は、こちらの記事も併せてご覧ください。)


1限目:朝礼/全体アナウンス

昨日までの悪天候とは打って変わって冬晴れに恵まれた当日。日差しが降り注ぐ中、朝からたくさんの方にお集まりいただきました。

運営チームから皆様へご挨拶
「まちの学長」高野から、ふくまち大学の成り立ちや学都祭に込めた想いを共有します。


2限目:持続可能性/Sustainability


▼まちのカーボンニュートラル学科

カードゲームを通して「脱炭素」について学ぶ、カーボンニュートラル学科。福井県庁でカーボンニュートラルディレクターを務める岩井渉せんせいのリードのもと、みんなで本格的なゲームを楽しみながら「脱炭素の実現」に向けたイメージを深めていきました。  


▼まちのリノベーション学科

リノベーション学科の講師を務めたのは、福井で空間デザインや場づくりを手がける髙橋駿介せんせい。当日は髙橋せんせいの案内のもと、現在実際にリノベーションが進んでいるまちなかの物件の様子を見学しながら、物件の利活用についての話を聞きました。


3限目:文化スポーツ/Culture&Sports


▼まちのモルックサークル

前日まで出ていた雨天予報の影響を受け、急遽場所を変更しての開催となった「まちのモルックサークル」。福井西武の外階段を上がった2階部分の広場をお借りして実施しました。普段はお買い物でしか訪れることのない西武の広場を使ってのモルックは、「学都祭」ならではの新鮮な光景となりました。


▼まちのドラムサークル

一昨年、福井県庁の屋上で開催し大好評をいただいた「まちのドラムサークル」。今回は、福井駅東口側に新しくオープンしたばかりの福井市観光交流センター前の広場をお借りしました。途中、駅を行き交う人々が足を止め、ドラムの音色や楽しげなリズムに耳を傾ける様子も。「音」を通して学都祭の光景が周囲に広がっていく、ドラムサークルならではの素敵な時間となりました。

4限目:対話/Dialogue


▼まちのくらしを語り合う学科

市役所のお金の使い方を考えるシミュレーションゲーム『Simulation FUKUI 2040』を用いながら、「限られた予算の中でどの事業を伸ばしていくか」についてのプランを考え、意見を交わし合う「まちのくらしを語り合う学科」。「市長へのプレゼン」を模した最終発表の時間では、参加者の皆さんそれぞれが持つ知識やバックグラウンドを活かした議論が白熱しました。


▼まちの大人の絵本学科

絵本セラピスト協会認定 基礎絵本セラピストのしみよ(乾 陽子)せんせいによる「大人の絵本学科」。せんせいが選んだ5冊の絵本の読み聞かせを通じ、感じたことを伝え合いながら「心と頭のリフレッシュ」の時間を過ごしました。


▼まちの対話型アート鑑賞学科

「対話型アート鑑賞」とは、1980年代半ばにアメリカのニューヨーク近代美術館(MoMA)で開発された美術の鑑賞法で、一つの視覚教材をみんなで囲み「みる・考える・話す・聴く」を繰り返すことで、論理的思考やコミュニケーション能力を自然に身につける方法です。当日は、 アート・マインド・コーチイング Adovanceコーチの資格を持つ上村 誠せんせいのリードのもと、一つのアート作品をみんなで鑑賞し、感想をシェアし合いながら、その違いを楽しみました。


放課後時間:焚き火交流/Bonfire Party


学びの1日を締めくくるのは、足羽川堤防で焚き火を囲んでの放課後時間です。温かい飲み物やキッチンカーの軽食を楽しみながら、参加者、せんせい、そしてスタッフが混ざり合い、みんなで学びの1日を振り返りました。

おわりに

この記事では、「ふくい学都祭」の様子を、写真を通して振り返りました。

朝から夕方にかけて複数の講座を同時多発的に開き、また、福井駅から徒歩圏内の様々な場所を会場にすることで、「福井まちなか」のあちこちに学びの光景を描くことを目指した「ふくい学都祭」。

当日は、各講座の時間はもちろんのこと、放課後時間の焚き火にもたくさんの方が足を運んでくださりました。参加者の皆さん同士が語り合い、そして新たな繋がりが生まれていく様子を目の当たりにできたのは、運営スタッフにとって何よりの瞬間でした。

学都祭は今回が初めての開催となりましたが、このイベントを「ふくまち大学の年に一度の大きなイベント」として恒例化し、やがては福井まちなかの景色の一つにしていけるよう、スタッフ一同で引き続き運営に取り組んでいきます。

ふくまち大学としての今年度の講座は残すところ「まちのPTA学科」のみとなりましたが、4月以降の予定も決まり次第随時お知らせ予定です。これからも皆さんと講座やイベントの場でお会いできることを楽しみにしています。

写真:水上 晃一 (I’M HERE) 
執筆:瀬戸川りさ子


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