”アフリカのことわざ”からSDGsを考える〜早く行きたければ、ひとりで行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け〜
こんにちは、フクコトバのRYOです!
先日、ある人とSDGsの話になりました。
そこで、その人が言っていたことに「本当にそうだなあ」と思いました。
その人は、「今はSDGsが企業のアピールとして取り上げられている雰囲気がする。でもSDGsの本当は、”将来の世代に責任を持つこと”、”本当の豊かさとは何かを考える”、”地球や他者への愛”をみんなが自分なりに考えて行動することを目指している目標だよね。」と言いました。
私自身も企業に勤めているので、自社でもSDGsに取り組んでいるのですが、現場レベルではなかなかまだまだ浸透していませんし、やっと取り組み始めたと思えば、「弊社はこんなことを良い事をしています!」と言うアピールをしている感じで、なんだかむず痒く感じていました。
今日はそんなSDGsについてお話したいと思います。
〜残り10年。SDGsの進捗状況は?〜
SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」は2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。
2016年に採択されたものですが、気づけば5年が経ち、2030年までは残り約10年となりました。
国連が2020年に発表した「The Sustainable Development Goals Report 2020」では、5年間の進捗状況が発表されています。
上の表では、地域ごとに進捗状況がサマリーをされています。
4色類の丸はそれぞれの達成度を表しています。
緑:目標達成
黄:課題が残っている
オレンジ:重要な課題が残っている
赤:主要な課題が残っている
この表からは、先進国が多く含まれるOECDの達成度が高いことや、オセアニア・サブサハラアフリカでの取り組みが遅れていることがわかります。
ちなみに、日本の達成度は166ヶ国中17位で、各目標の進捗状況は下記の通りです↓
色分けも、上の表と同じです。
2020年現在では、世界も日本もまだまだ課題が残っている状況です。
〜ゴールは遠い。だからみんなで取り組む。〜
アフリカに、このようなことわざがあります。
「早く行きたければ、ひとりで行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け。」(If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together. )
自分だけが幸せになる方法は案外簡単に見つかるかもしれません。
他人の気持ちを考えずに、自分だけが幸せになろうとすることも方法としてはあります。
でも、それでは大きなHAPPYには繋がらなかったり、「幸せの総量」は限られたものになると思います。
SDGsのコンセプトは「誰一人取り残さない(leave no one behind)」です。
大きく、遠い目標であるからこそ、「みんなで”誰一人取り残さずに”達成する」ことが達成の方法としても必要だと思います。
〜「幸せの総量」が大きくなった方がHAPPYに!〜
以前、別の記事で下記のように書いたことがあります↓
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人って欲深いのか、それが普通なのか、そうあるべきなのか、
「私も、あなたも幸せにしたい。」って思うんです。
少なくとも私は思います。
偽善者ぶっているのではなく、その方が「幸せの総量」が大きくなるっていうのをたぶん感覚的に分かってしまっていて、飢えているのかもしれません。
ただ、これって案外仲間内でも意見が割れるところですが、
「自分も相手も幸せにしたい。」
と、自分と相手が同列の人もいれば、
「自分がまず幸せになって、次に相手も幸せにしたい。」
と、まずは自分で、次に相手という順番の人もいます。
だから、自ずと選ぶ選択肢も変わって来ます。
もちろん、ここでは「何が良い」「何が悪い」を主張する気は全くありません。
けど、「やっぱ誰かと一緒に幸せになるって嬉しいし、でも自分を幸せにする事で精一杯になるのもわかるなー」なんて、ぼんやりと考えていました。
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このことは、おそらくSDGsでも同じなんじゃないかなと思います。
自分自身も、仕事でもプライベートでも、このフクコトバでも、
”将来の世代に責任を持つこと”
”本当の豊かさとは何かを考える”
”地球や他者への愛”
を自分なりに考えて行動していきたいなと改めて思います。
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