コミュニティって何?という質問が一番難しい件について
今回は、少し真面目な記事を書いてみたいと思う。
コミュニティって何?
私達コミュニティマーケティングを看板に掲げて仕事をするなかで難しいなぁと思っていることは
コミュニティって何???
っていうシンプルな質問への答えだったりします。
もちろん我々はコミュニティマーケティングの専門家なので、それに対しての答えは持ち合わせてはいるものの、コミュニティの良さを相手に理解してもらうのは、なかなか骨の折れる作業だったりする
なぜ簡単に説明するのが難しいんだろう…🤔
その答えを探して思考を巡らせてみたら一つの答えにたどり着いた
「コミュニティにはいろんな断面があるからだ」
例えば「学校」というコミュニティ1つとっても、
主役を
「学生にするのか先生にするのか」
大切なことを
「勉強にするのか友情にするのか」
学校の種類が
「進学校なのか大学附属校なのか」
ということでも大分見え方が変わってくる。
そんな些細なことでも見え方がぐっと変わってくるのがコミュニティなのだ。
どうりで難しいわけだ。
コミュニティの2つの軸
コミュニティは、1つの捉え方として大きく2つの軸が存在すると思う。
それは「つながり軸」と「情報軸」だ。
そのコミュニティ内で、
人とのつながりを重視したコミュニケーションのニーズが多いのか、
情報を得たいというニーズが大きいのか、
その軸に対しての熱度によってコミュニティは異なる性質を持つ。
性質が異なるので、関わる人にとって向き不向きが生まれ、さらにそのコミュニティで行われるマーケティング活動の方法が変わってくることは言うまでもありません。
つながり軸は
コミュニケーションの量を重視し
情報の量が重視される。
(もちろん質も担保されてないと良いコミュニティにはなりませんが…)
一方、
情報軸は
コミュニケーションはわかりやすく簡潔に。情報の質はある程度担保されている必要がある。
では、つながり軸と情報軸で、コミュニティを分類してみましょう。
自分たちのコミュニティがどの分類の傾向に近いのかということを知ると、施す治療が見えてくるかもしれません。
つながり(高)×情報(高)
つながりが強く、情報が多く溢れているコミュニティから見ていきましょう。
このカテゴリーは「学校」というコミュニティーで説明すると、しっくりくるかと思います。
学校というコミュニティのなかで、学生は勉強はもちろん、友達とのコミュニケーション、部活動で部員と切磋琢磨したりと非常に密なコミュニケーション活動が行われています。
SNSの世界で言うと、toBのコミュニティがそれに近いかなと思ってまして
サイボウズさんのTwitterアカウントなどが、イメージしやすいかと思います。
サイボウズ( @cybozu )
サイボウズ式オウンドメディア
サイボウズでは組織内のシステム開発や販売、運用までを行っている企業で、「サイボウズ式」というオウンドメディアも運営しており、そこでは働き方や組織作りというテーマで頻度高く情報が発信されています。
アカウントでは、サービスをもっとうまく使いたい!深く知りたい!というニーズがあるので、その情報に関わるコミュニケーションが多くなります。さらに同じツールを使っている者同士でつよいつながりを求めるニーズもあります。
つながり(高)×情報(低)
次は、つながりの部分にウェイトを置いて、情報はそこまで重視していないパターンです。
「地域コミュニティ」などはこれにカテゴライズされると思います。
どちらかというと、質の高い情報が飛び交うことを重視するというよりは、コミュニティーの人々同士のつながりを重視しますよね。
地域付き合いも、何かのイベントの時に急に仲良くなるというよりは、何度か顔を合わせるうちに自然と仲良くなるということからも、質より量を重視されることが分かります。
SNSアカウントでいうと、ヤッホーブルーイングのアカウントなどがこのカテゴリーに入るかと思います。
ヤッホーブルーイングさんは、ライトユーザーを伝道師へと変えていくマーケティング手法が本当にすごいなと思います!まさにビール好きのコミュニティになっているなと感じます。
(Instagram)
よなよなエール/ヤッホーブルーイング(@yonayona.ale)
(Twitter)
よなよなエール/ヤッホーブルーイング公式(@yohobrewing)
つながり(低)×情報(高)
次は、つながりは少なく、情報の質が高いコミュニティ
例えば、WEBページなどがこれにあてはまりますかね(コミュニティーとはもはや言えないかもしれませんが・・・)
情報を求めてみんなが検索という行為で集まってくるので、そこで誰と繋がるかについては重要ではないし求められていません。誰から提供されている情報なのかも場合によっては確認しないこともあるかもしれません。
つながり(低)×情報(低)
最後は、つながりも希薄で、情報も薄いコミュニティ
それは・・・
・・・・・
うーん、思いつきませんでした(笑)
これはいわゆる、目的がなくて何の交流もないコミュニティだと思いますが、もしこの分類のポジションがあるとしたら、解散するか改善するかしたほうが良いと思います!(一刀両断!)
さて、今回は、コミュニティを「つながり軸」と「情報軸」という切り口で分類してみました。
自分のアカウントを分析するときの一つの指標として、自分のアカウントがどの分類に傾いているのかということについて確認してみてもよいかもしれませんね。
もちろん、我々はこの「つながり軸」と「情報軸」以外にもいろんな切り口でコミュニティをとらえています!
その他の切り口はまた別の機会でお話しましょう!
・SNSの悩みがある。
・もっとユーザーとつながりを持ちたい。
・情報の質を高めていきたい。
・このnoteを読んでもコミュニティのコの字も見えなかった
・つながり(低)×情報(低)になっていた
など、コミュニティづくりの上でのお悩みはライスカレーへ!
それでは、また次のnoteで!!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今後もコミュニティーマーケティングに関することや日々の雑事、あなたのお役にたてる記事を投稿していきますので、スキ・コメント・フォローをよろしくお願いします♪
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