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まなざしが、価値になる。

あれ、アカザワのnote、久しぶりじゃない?
そう思っていただいたアナタはとても素敵な人です。3000点あげたい。
しかし何に使うのかわからない3000点は全然いらないとおもうので、
せめて今日一つ小さないいことがあるように、私が全力で祈ります。

そうです。
書こう書こうと思って下書きをちまちま進めていたのですが、文豪は遅筆である・・・。
そしてその遅筆を決定的にしたのが、こちらの名文。
読んでない人は読んだほうがいい。
(できれば、私の記事を読み終わって「スキ」してくれてからがいい)

チーム福神漬のルーキーおやまが書いた「共感される文章」について。

もともと「スキ」が作るクリエイティブのパワーについてちまちま下書きをしていたのだが、それを圧倒的に上回る文章が出てしまったので、私が言うことはあんまりなくなってしまったのである。

おやま、キミはきっといい文章をかけるようになるから、そのまま頑張るんだよ。

と、そっとnoteの編集画面をとじた・・・

いや、とじてはいけない。

締め切りはもうとっくに過ぎていて、過去からも未来からも「まだですか」という幻聴が聞こえてくる。

もう一度おやまのnoteを読んだ。

で、書くことを決めた。

そんな本日のテーマは「まなざし」。
まあ、一杯どうぞ。

仕事における、まなざしの価値。

知り合いの映像ディレクターが映画を撮った。

その映画をいま見たばかりの、知り合いのコピーライターが私にこう教えてくれた。

「嗚呼、彼のまなざし好きだなあーとため息を漏らしていたところでした。」

まなざしとはなんと良い言葉でしょう。
そしてなんと素晴らしい誉め言葉でしょう。

その人の視点で切り取った世界。そこに見え隠れする解釈。

そしてそれが価値を生み出して、人を幸せにしたり、豊かにする。

これはクリエイティブな仕事に限らないような気がします。

例えばエンジニアや弁護士のようなスキルに特化されているように見える仕事だって、その人から見えている世界の中でそのスキルを使っていくはずです。

だから、誰がやるか、誰と組むかで仕事は変化していく。

実はその人が生み出す仕事の価値というのは、そのまなざしの価値というのも多分に含まれているのではないかと思ったのであります。

コミュニティはまなざしスクランブルだった

さて、仕事の数だけまなざしがあるとして。

コミュニティの運営者の仕事は、まさにこのユーザーへのまなざしこそが最大の価値になると思っています。

なぜなら、コミュニティそのものがたくさんのまなざしが集う場所だから。

個人のまなざしを起点にコミュニティを考えてみると、それは随分と立体的に見えてきます。

その人の生活があり、そこから見える世界があり、感情があり、解釈がある。

いま自分が運営しているコミュニティは、その個人のまなざしがたまたま交錯したポイントだったんじゃないでしょうか。

そう考えると、コミュニティとしてつなぎとめられるもの。

つまり共有できるまなざしは、相手のほんの一部でしかないことにも気づかされます。

しかし一方で、コミュニティを育てるということが、まなざしの共有面を広げることであると解釈するならば。

運営者のまなざしがそのベースになることは間違いないです。

コミュニティの運営に当事者が向いているといわれる理由は、まなざしの解像度が高いからでしょう。

でも当事者かどうかにかかわらず、運営者がメンバー同士のまなざしの共有面を広げていければ良いのです。

私がコミュニティメンバーのまなざしを学ぶときには、シンプルですが積極的にコメントを見るようにしたり、インタビューを行うこともあります。

一方で、もっと数字的な側面から分析することもあります。

この観察の中で、想像すること。

何がこの人をこのコミュニティにつなぎとめているのか。

何があれば、もっとこの人は喜んでくれるんだろうか。

たくさん相手を想像した先に出てくるコミュニケーションは、運営者のまなざしがふんだんに含まれたものになっていくはずですし、それは思った以上に、相手にも伝わるものだと思います。

コミュニティ運営の仕事は、私が経験してきた仕事の中でも特に替えがききにくいように思います。

部下の仕事を見ていて、この人にコミュニティを任せてよかったなと思うことがたくさんあります。

自分では太刀打ちできないなあと思うこともまま、あります。

でもそれはマーケティングやコミュニケーションのスキルというよりは、実は彼・彼女のまなざしこそが一番替えがたいものだったりするのです。

そんなコミュニティを日々考えているメンバーの他記事。
気になりますよね。はい。

こちらからご覧になれますよ。

メンバーの執筆ハードルをぶち上げているわけではありませんよ。
遅筆は私一人で十分ですから!

このまなざしが見つめる先はいかに!



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