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旧小学校を遊びつくす親子の休日「子どもの遊び舎 あそぼっさ」
北陸自動車道・金津インターから車で13分、あわら市の北側にある旧吉崎小学校をリノベーションした施設「子どもの遊び舎 あそぼっさ」。体育館や教室を活用した全天候型の遊び場には、あわら市や坂井市だけでなく福井市や石川県からも親子が足を運ぶ。
あそぼっさを運営する一般社団法人蓮如の里吉崎の末富政さんは「子どもの声が聞こえなくなった吉崎地区にさみしさを感じていました。もう一度子どもたちが走り回る小学校を見たくて、保育園の先生や地域のママさんたちにアドバイスをもらいながら、安心して遊べる場所に整備していきました」と立ち上げ当初を振り返る。6年間使われていなかった学校を地域のボランティアスタッフで掃除し、クラウドファンディングや補助金を活用してトイレや空調設備のリノベーションを進めた。
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13名の小学生と2名の園児を最後に2016年に休校した旧吉崎小学校は、廊下や教室のあちらこちらに掲示物が残されている。子どものあとに着いて廊下を歩くと、こちらも懐かしい気持ちが湧いてくる。体育館には鉄棒や跳び箱、平均台やバスケットゴールや玉入れなど、学校の設備を活用した遊具が並ぶ。
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なかでも子どもたちに人気なのが手漕ぎ列車。ハンドルを手で漕ぐと列車が前に進む仕組みで、未就学児でも簡単にレールの上を走らせることができる。体育館半分ほどの広々としたスペースで、子どもたちは順番を守って、2台の列車をうれしそうに動かしていた。「あわら温泉駅」「かきばらトンネル」と書かれたダンボール製の駅舎やトンネルは地元企業からの寄付。レールはボランティアスタッフで敷いたという。
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プラレール、卓球、ボールプール、ボルダリングなど、あそぼっさはとにかく遊具が豊富。職員室は休憩所として解放されていて、昼食を持って行けば、1日中くたくたになるまで遊びつくせる。生き物を観察する「いきもの道場」や音楽室での「脳トレピアノ」など、定期的にワークショップが開催され、学びの場としても親子を集めているようだ。末富さんの願いどおり、あそぼっさには子どもが駆け回り、元気な声がひびいている。
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子どもの遊び舎 あそぼっさ(旧吉崎小学校)
福井県あわら市吉崎8-55
0776-75-1901/090-8099-7870