研究会第5回ワークショップを開催しました(3)-仮説思考のトレーニングワーク編-
【研究会第5回ワークショップを開催しました(2)-仮説思考とは?編-】の続編になります。今回の投稿では、ワークショップで行った、未来のありたい姿に対して仮説を立てるトレーニングについてお話を進めていきます。ワークでは、「未来の私たちと顧客の関係」について事例を用いながらディスカッションを行いました。
1.未来の顧客との関係に仮説を立てる
コロナウイルスの影響からドラスティックに変化する社会の中で、私たちと顧客との関係はどのように変化していくのでしょうか。例えば、先進的な事例からも見られるように顧客をビジネスパートナーとして捉える社会が進んでいる未来があるかもしれません。考える、作る、売る、買う、所有するの境界はゆるく融け、私たちにとっての未来の顧客は共創のパートナーとして存在している状況が当たり前になっているかもしれません。
2.顧客との関係を4つのビジネスの立場から考える
顧客が共創のパートナーとなっている先進的な事例を題材に、彼らはどのようにして顧客をファンにしてきたのか、なぜファンにすることができ顧客との関係が共創のパートナーとなり得たのか仮説立てを行いました。今の時代、商品の良し悪しや価格設定だけでなく、企業のビジョンや取り組みに共感しファンになる人は少なくありません。4つのビジネスの立場を足がかりに私たちにとって理想的な「顧客=ファン=共創のパートナー」の仮説立てを行う準備として視野を広げるワークを行いました。
(上記写真はワークボードの1例です)
3. 理想的な共創パートナーとの関係を仮説立てする
4つのビジネスの立場を足がかりに視野を広げ、私たちにとっての理想的な共創パートナーとの関係について未来のありたい姿をディスカッションするワークを行いました。4つのビジネスの立場の考察から出てきたキートピックをもとに、今後私たちが目指すべき共創パートナーとしての顧客とのコミュニケーションの取り方について仮説を広げていきました。今後、繊維産地としてものづくりだけでなく、ことづくりとの両軸でのアプローチの必要性が見えてくるワークとなりました。
(上記写真はワークボードの1例です)
4.【重要】続編へ
ここまでご覧頂きありがとうございます。研究会第5回ワークショップについては下記の記事に分割しています。合わせてご覧下さい。
記事1
・研究会第5回ワークショップを開催しました(1)
-発散・探求思考から仮説思考へ編-
記事2
・研究会第5回ワークショップを開催しました(2)
-仮説思考とは?編-