薬剤師国家試験勉強はいつからやるべきか🤔? 始めるべき時期とやること。薬学生の悩み解決🌈
薬学生の薬剤師国家試験対策の勉強は5年の春から始めるのがおすすめです。
その理由は以下の通り
1.CBTの知識を生かしたまま勉強できる
2.単位などをほとんど取り終わっており、余裕がある
3.実習前に知識がつく
4.6年からの国家試験勉強のスタートダッシュが早い
5.慌てず勉強できる
ちなみにですが私たちはCBTが終わった後、国家試験勉強の対策を取り始めました。ただしがむしゃらに勉強してもしょうがないです。特に過去問をやるべきか、教科書・専門書で勉強すべきか悩むところだと思います。
それらについても詳しく解説していきます😊
1.5年目春から始めるメリットについて
①.CBTの知識を生かしたまま勉強できる
「CBTが終わったー」と思って勉強しないでいると、せっかく勉強して覚えたことがどんどん忘れていってしまいます。もったいないですよね。勉強をしないだけで記憶力も落ちてしまいます。
特にせっかくついた勉強の習慣もなくなってしまいます。勉強の知識もそうですが、勉強をする習慣もそれ以上に大切です。継続することで6年になるまでには相当成長しているはずです。
②.単位などをほとんど取り終わっており、余裕がある
薬学部はほとんどが4年生までで必要な単位が取り終わり、あとは研究室で卒業論文の作成になると思います。
もちろん卒業論文も大切ですが、研究の合間に時間が空いたり、そもそも文献をまとめる卒論で早く終わるなど比較的時間に余裕がある学年です。その時間を遊びに使うのは本当にもったいない。
もちろん実習もあるかと思いますが、実習期間中は実習に集中して、空いている時間は国家試験勉強に時間を使うのがいいと思います。
③.実習前に知識がつく
5年時には薬局・病院実習がそれぞれ11週間あると思います。
正直病院で実習生を受け持っている身としては薬学生の知識があるかないかはどうでもいいのですが、実習生としてはある程度の知識を持って実習に取り組むとその知識の理解が深まります。理解が深まることで覚えやすくなったりもします。また実習先でも知識があれば「この子はできる子だな」と感心していろいろ教えてくれます。実習もスムーズにこなすことができます。
④.6年からの国家試験勉強のスタートダッシュが早い
6年生は国家試験の勉強だけでなく、卒論・就活・卒業試験など意外とやることは多く、6年の時点で知識をある程度持っているととても有利です。特に実務実習が終わったころに模試があるかと思いますが、その時の点数があまりにも低いと慌てますよね。でもやることはたくさんある。どうすれば・・・なんてことがないようにしましょう。
フルマラソンをスタート地点からと、10㎞地点、どっちが完走できる可能性が高いですか? 当然10㎞の方ですよね。
⑤.慌てず勉強できる
国家試験は模試などで自分が合格圏内にいるのか、どのくらいあと点数が必要なのかがある程度わかります。その中で6年の時に点数が低いと焦りますよね。「でも過去問もしなきゃ、でも専門書もちゃんと見たいし・・・どこから手を付けていいかわからない!!」なんてことに陥りがちです。特にあれもこれも中途半端で、問題も中途半端にしか覚えておらず結局正解できないなんてこともしばしば。
その点、5年から国家試験勉強をしていれば、安心して勧められます。特に就活も安心してできるので、適当な場所に就職しちゃったなんてこともありません。
他にもメリットはいっぱいあるのですが、事細かく説明するときりがないのでここらへんにします。
ちなみにですが4年生の時やむしろ1年からやってはいけないのか? という質問もあると思いますが、結論だめではないです。
ただし、4年生からだとモチベーションが上がらなかったり、だれてしまう。そもそも学業が忙しすぎてやっている暇がない、知識がまだ浅いから問題を解くのに時間がかかるなどデメリットもあるためあまりおすすめではありません。
1年から4年は今学んでいることをしっかり覚えて、理解していくことが大切かと思います😊
では5年生の時に何を勉強した方がいいのか?
おすすめは国家試験勉強の過去問です。
2.国家試験過去問をするべき理由3選
①.過去問は時間がかかる
過去問はだいたい5年くらい、多くて10年分くらいをやった方がいいとされていますが、1年分をただ解くのにかなりの時間がかかりますよね。しかもまだ知識も浅いから答えも分からない、計算問題も時間がかかる。なんてことが多々あります。
そもその345問というのが2日間かけて解く問題量、しかも解説を読んだり、調べたりなんてしていたら5年生だとかなりの時間がかかります。
しかも1回解けばいいなんてことはなく、2~3回は問題を解いたりしますよね。こんな感じで5年分~10年分を解くのは時間がかかるものなのです。
過去問なんていつでもできる・・・。なんてことはありません。これを6年時にやるなんてはっきり言って愚の骨頂です。
見直し・解く時間を減らしたい方、重たい本を持ち運びたくない方は是非こちらを参考に使用してください。
②.問題の傾向、引っ掛ける場所がわかる
国家試験の問題を解いているとだいたいわかってくるのが、問題の傾向や、引っ掛け場所がわかるというところです。
簡単に言えば要点が見えるようになるということ。
どの分野でも文章問題ならここら辺を変えて問題を出している、この系統の薬剤はよく出題される。など必ず傾向があり、解いている間になんとなく感覚がつかめるようになります。これは薬剤師の方ならなんとなくわかるのではないでしょうか。
それをしれば専門書の勉強の際も覚えるべき点や、注意するべき点も分かるようになり、勉強の効率も上がります。
もし過去問で出ていた範囲のことが、専門書を勉強していた時に出てきたらあなたはきっと集中して理解しようと勉強するはずです😊
③隙間時間でできる、目標を立ててこなしやすい
過去問はたくさん問題があります。それを一度にたくさんやる必要はありません。あくまで5年生なんですから。なので、実験の間10分や、食後急性の10分、家に帰ってから夕ご飯食べるまでの10分などの隙間時間で十分問題がこなせます。たった5分、10分だからとスマホをいじっているなんてもったいないです。
またこつこつやるのが得意な方は、例えば「1日10問解く」、「今日は必須の物理~生物まで解く」など目標を立てやすいですよね。そういう意味でも5年生にとって過去問をやるのは最低なタイミングだと言えます。