チャット・メッセージング等、利用サービス乱立問題の対処に “Rambox” のススメ
大分間隔が空いてしまいましたが、この記事は年末に行ったツール移行記の第二弾です。(第一弾はコチラ)
利用サービスの乱立
チャットやメッセージング、メールなどの情報をやり取りするいわゆるコミュニケーションツールを用途に合わせて使い分ける昨今ですが、サービス(アプリケーション)を1つ1つ立ち上げるのが面倒だったり、立ち上げたはいいけど目的のアプリケーションに辿り着くまでに迷子になったりしていませんか?
Gmailなんかは複数のアカウントを所持していて、ブラウザにアカウントの数分展開されている方も多いのではないかと思います。大量に開かれたタブを移動して探すのも大変ですよね。
自分を例にあげると、
・Slack (4チーム)
・Gmail (3アカウント)
・Facebook Messenger
・Discode
を日常的に使っていますが、これだけの数のサービス(アプリケーション)を個々に立ち上げて操作するのはまぁ面倒で悩んでいたわけです。
Slackはアプリ版が重いからブラウザ版を使っているという方も多いかと思いますが、誤ってタブを閉じてしまって再度立ち上げるなんてこともよくある話なのではないでしょうか。
こういった問題を解決してくれるのが Rambox というオープンソースのアプリケーションです。
Ramboxとは
Rambox(http://rambox.pro)は、チャット,メッセージング,メールなどのWebサービスを一見管理するためのアプリケーションです。
1度設定してしまえばRambox上のタブにサービスが展開されるので、個別にサービス(アプリケーション)を立ち上げる必要がありません。
2018/3現在、ビルトインで対応しているサービスはSlackやGmailなど96個となっています。
また、RamboxはElectron製なので、Mac, Windows, Linuxと各プラットフォームで動作します。
Ramboxにビルトインされていないサービスは使えない?
使えます。_CustomSericeというものが用意されてまして、これを利用すると任意のWebサービスを登録することができます。(※Single Page Application向きです)
自分を例にあげると、
・Trello
・Googleカレンダー
を設定してますが、これが結構便利。参考までに、以下に例としてTrelloの設定方法の図を載せておきますが、基本的には対象サービスのURLを設定するだけで使えるようになります。
いつものtrelloの画面ですね
類似アプリケーションのFranzはどうなの?
Ramboxの類似アプリケーションにFranzがあります。私自身、Ramboxをエンジニア仲間の @youyo_ に教えてもらうまではFranzを使ってましたが、以下に挙げる不満点がありました。(もしかしたら現バージョンでは解消しているかもしれませんが...)
挙動が不安定でたまに落ちたり、動作がもっさりすることがあった
停止するときもなぜか毎回例外が発生していた...
非対応サービスの追加が面倒
非対応サービスの追加はプラグインを追加する形で可能ですが、既存でプラグインがあるにせよGitHubからDLしてこなければいけなかったり、既存でなければ実装しなければならないのはなかなか面倒でした。
(例えば、gmailを追加するためのプラグインは https://github.com/meetfranz/recipe-gmail ))
タブのリロードができない
例えば、誤って画像をドロップしてしまうと、そのタブが一面画像になってしまうのですが、タブ毎にリロードができないのでFranz自体をわざわざ再起動する必要がありました。
RamboxはFranzで感じた以上の不満を解決してくれました。FranzにできてRamboxにできないことはないので、個人的にはRamboxを推してます。設定も簡単なのでエンジニアでない方でも手軽に使えると思います。
最後に
同じように利用サービスの乱立で悩みを抱えてる方は是非お試しください!Ramboxはシンプルな作りなのでエンジニアでない方でも簡単に扱えると思います。
また、こんなツール便利だよという情報があれば #便利ツール というハッシュタグをつけて是非noteにご投稿頂ければ幸いです。
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