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下降気流と雨の関係
★わかりやすく解説
下降気流が発生するということは、空気が下に向かって降りていく現象です。しかし、これが雨を降らせるわけではありません。実際には、下降気流があると雨は降りにくくなります。
★具体例でわかりやすく解説
上昇気流と雨:
上昇気流は暖かい空気が上に向かって上がる現象です。
空気が上がると冷やされ、水蒸気が水滴に変わって雲ができ、雨が降ります。
下降気流の特徴:
下降気流は空気が上から下に降りてくる現象です。
降りてくる空気は乾燥していて、暖まります。
雨が降らない理由:
下降気流で空気が下に降りると、空気が圧縮されて暖かくなります。
暖かくなった空気は水蒸気を含んでいても、水滴に変わることなく乾燥します。
そのため、雲ができにくく、雨が降りにくくなります。
★これを知っておくと理解が深まる
下降気流は空気を乾燥させ、雨を降らせるのではなく、逆に雨が降りにくい状態を作り出します。これが、エルニーニョ現象時にオーストラリアやインドネシアで干ばつが発生する原因です。
★用語解説一覧
・上昇気流(じょうしょうきりゅう)
説明)暖かい空気が上に向かって上がる現象。これにより雲ができて雨が降ります。
・下降気流(かこうきりゅう)
説明)空気が上から下に向かって降りる現象。これにより空気が乾燥し、雨が降りにくくなります。
★そもそも論
下降気流は空気を乾燥させるため、雨を降らせるのではなく、逆に雨が降りにくくなります。エルニーニョ現象で太平洋の西側に下降気流が強くなると、オーストラリアやインドネシアでは干ばつが発生しやすくなります。
★このニュースのQ&A
Q1. 下降気流とは何ですか?
A1. 下降気流は空気が上から下に降りる現象で、これにより空気が乾燥し、雨が降りにくくなります。
Q2. 下降気流があると、なぜ雨が降りにくくなるのですか?
A2. 下降気流は空気を圧縮して暖め、乾燥させるため、水滴ができにくく、雲ができにくくなるからです。
Q3. エルニーニョ現象で、なぜオーストラリアやインドネシアで干ばつが発生するのですか?
A3. エルニーニョ現象で太平洋の西側に下降気流が強くなると、雨が降りにくくなり、その結果、オーストラリアやインドネシアで干ばつが発生します。