東京駅で酒造り!
こんにちは、安井郁子です。
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グランスタ東京のはせがわ酒店さんの造るどぶろく
東京駅構内にある商業施設グランスタ東京は、8月3日にリニューアルオープンされていますので、お酒好きの方は、はせがわ酒店さん及び東京酒造場にも、既に行かれた方も多いかと思います。
はせがわ酒店グランスタ東京の東京酒造場で造る「桃のどぶろく」は、山形産の桃の香りもチャーミングで、触感はとてもクリーミー、味わいも、甘みと酸味のバランスが良く、アルコール5%で、誰もが美味しく飲めるどぶろくとなっています。
桃のどぶろくに関して、今はカウンターでの提供のみですが、ゆくゆくは、瓶詰の商品も販売する予定とのこと。
が、どぶろくの発泡具合の均一がなかなか難しいらしく、現在クオリティーを高めるべく試行錯誤されているそうです。
たしかに、どぶろくにおいて、ガス圧は重要で、勢いのあるものは吹き出さないようにガスを抜きながら開けるのことが、結構難しいですよね。
そして、ドブログの商品化が順調にいったら、その先に、清酒製造もあるのでしょうか。
既に、日本酒製造の醸造機器が用意され、ガラス越しからも見ることができます。
日本酒の新規製造免許を取得することは難しい
はせがわ酒店さんが、取得した製造免許では、どぶろく(その他の醸造酒)だけでなく、リキュールや清酒も製造できます!
通常の清酒の製造免許は、「需給調整」を理由に、事実上新規免許取得は、なかなかできません。ですから、日本酒製造を始めたい場合は、廃業する蔵元から、免許を譲渡されて行うこともなされてきました。
しかしながら、東京駅酒造場では、新規の製造免許が認められました。
それは、こちらの免許が「試験目的の製造免許」だからなのです。
試験目的の製造免許
国税庁の先生によると、今回の“試験目的の製造免許”は、これまでも大学や研究所等では取得されてきたものだそうですが、大学や研究所等以外では 今回が初めてだそうです。それでも、聞くところによると、一年がかりでの取得だったよう。
そして、あくまで“試験目的”の免許なので、利益目的での製造はできないとのことで、「数量制限」もあるそうです。
はせがわ酒店さんでは、来店客に試飲をしてもらい、全国の蔵元にデーターを伝え、「今後の商品開発にも生かす」とのことです。
これから先に望まれる日本酒の香味は、どのようなものになるか?
将来の香味の方向性が見える日本酒の製造が、楽しみですね😊