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国内で収穫された葡萄のみを使用した「日本ワイン」を応援しよう!

こんにちは、安井郁子です。
記事を読んでくださる方、応援してくださる方、いつもありがとうございます。

新港ふ頭客船ターミナル内にあるコロニアルビーチで日本ワインを楽しみました。

11月18日、国税庁さん主催のもと、「日本ワインを身近で楽しむ会」が行われました。場所は、新港ふ頭客船ターミナル内にある ”コロニアルビーチ” という、横浜らしいロケーションのレストランです。

コロニアルビーチ

総合司会は、「日本ワインを愛する会」会長として18年前から日本ワインを応援し続け、多大なる貢献をされてきた辰巳琢郎さんが行い、スーパーJチャンネル出演中のテレビ朝日アナウンサー・田中萌さんと共に進行をしていきました。

まずは、12会場のそれぞれのレストラン(札幌、仙台、東京、横浜、長野、金沢、名古屋、大阪、高松、広島、福岡、熊本)の参加者と一緒に、オンラインで乾杯!

名古屋会場


自分のいる会場では、6種類のワインの試飲と4種類のフードマッチングの体験をリアルに楽しめ、同時にオンラインセミナーやワイナリーとも中継をつなぎライブメッセージも聞くことができます。それにプラス、他の12会場の盛り上がり具合等の様子もうかがえるという、まさにライブとオンラインの融合という新しい試みです!!

日本ワインとは

日本ワインとは、「国内で収穫された葡萄のみを使用して、日本国内で製造された果実酒」のことをいいます。

国産ワイン表示であれば、濃縮果汁、バルクワインなどの安価な海外原料を使用したワインを用いることも可能です(ラベルには、その旨を記載することが義務付けられていますが)。なので、国産ワインは、販売価格が抑えられることで、値段的にもデイリーに飲みやすいということもあります。

日本ワインとはⅡ

  (国税庁「ラベルがかたること」より)

一方、日本酒でいう地酒のように、日本ワインは装置産業ではなく、小規模な造りてであることが多く、造りての哲学や一生懸命造る四季折々のストーリー等を共有して楽しむことができます。
それぞれの地域のテロワールを大事に、ワインの場合、その地域ならではのブドウ品種も大事にされています。

日本ワイン品種比率

 (国税庁調べ 品種の生産量の比率)

国産ワイン表示のワインとは異なるこだわりの中で、どうしても単価は上がってしまいます。今は、ワイナリーに行きにくい状況ですが、そこは、実際にワインを購入してクオリティの高さを実感いただき、またオンライン上での情報も元に、付加価値がお値段に反映されていることへのご理解をいただきたいところです!

コロナ前は、全国のワイナリー観光を兼ねたツアー等も人気で、売り上げも順調でしたが、コロナ禍では、飲食店さんからの応援も厳しいうえ、売り場では安価な輸入ワインとの激戦の中で、日本ワインの消費が落ち込みがちです。
どうぞ、日本酒地酒と同じように日本ワインも応援してくださいね!

本日提供された日本ワイン

今回のワインは、白ワイン4種類、赤ワイン2種類です。提供の順番は、たぶん、オンラインでつなぐためには、それぞれの都合の良いお時間等があったのか? レストランでの追加オーダーを頼む場合の時間等の制約のせいか?
白から赤へ、又、白にと、行ったり来たりしましたが、それはたぶんいたしかたないこと。
ワインの提供の順番だけを考えることができるのであれば、乾杯用の白のスパークリング、フレッシュなジャパンヌーヴォーのあとに、安定感のある勝沼甲州や山形タケダワイナリーさんのデラウェア種の白ワイン、と進めた後に、果実味と熟成によるふくらみのあるベリーA、そして個性的な味わいでボリュームがある山幸という流れが好ましかったかな。

日本ワインを身近で楽しむ会

北海道十勝産「山幸」という品種は、新交配品種で山葡萄と清美という品種を掛け合わせたものです。かなり山葡萄的なニュアンスが残っており、野性的でスパイシー。今回のおつまみには、ミニブリ―と合わせてということでしたが、実際お料理の流れの中で合わせる場合には、もっとボリュームのある、あまり甘くないジンギスカンや軽めのジビエ等、野性味を生かしたお料理にも似合うのではないかと思いました。

日本ワインを身近に楽しむ会 フードペアリング

もちろん、参加費無料という中で、フードペアリングができるだけでもありがたいことで、コストと時間の兼ね合いで致し方ないのは充分承知のうえです!!
写真は、会場のおしゃれに盛り付けられた、生ハム、ブリーチーズ、イチジク、オリーブ、チョコレート。
ワインの試飲だけと、フードマッチングがあるのとでは、理解するうえで大違い。フードペアリングができたことは、他の参加者も、大満足だったことでしょう!それに、希望者は、レストランで(有料ですが)追加オーダーもできる仕組みになっていたので、サーモンやステーキだって頼めば、マッチングも可能という自由度のあるワイン会でした。

日本の家庭料理と相性抜群の日本ワインは、日常で最も気軽に楽しめるワイン

ワインシーズン到来で、ボジョレー・ヌーヴォーに、ボルドーワインに、と色々なワインに触れる機会も多いこの時期かと思いますが、甲州ワインをはじめとして、日本の食材や家庭料理に相性がいいのは、なんといっても「日本ワイン」です。
日々の料理と共に身近に楽しめるワインといえます。

身近で楽しむ

日本酒をしっかり取り扱っている専門酒販店さんでは、和酒というカテゴリーの中の一つとして、日本ワインのバラエティーが豊かなお店も多いです。
ぜひ、専門酒販店さんをのぞいていただき、日常の食卓で日本ワインを楽しんでくださいね💕

日本ワイン関係の情報サイト

急な感染拡大の状況化で、現時点では「地域間の移動の自粛要請」や「GoToキャンペーン事業の運用見直し」等が検討される中、各地のワイナリーに行きにくい状況になってきましたが、学びの楽しさを知るお助けサイトとして、国税庁さんの「日本ワインのファンサイト」が、できたようです。
できたてほやほやのサイトは、以下よりご覧ください。情報は、随時追加されていくようです。

辰巳琢朗さんの「日本のワインを愛する会」はこちらからご覧ください。



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