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ムラ社会に溶け込むか脱出するか  映画『村の秘密』ラストネタバレあり

村の秘密(2015年製作の映画)Wenn du wüsstest, wie schön es hier ist
製作国:オーストリア
監督 アンドレアス・プロハスカ
出演者 ゲアハート・リーブマン ジーモン・ハッツル



「村人は僕の友達だ!」
「全員が?」


原題は『Wenn du wusstest, wie schon es hier ist. 』。
「ここがどんなところなのか知っていたら。」の意味。


YOLOは人生は一度きりの意味。若者の間で。

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田舎の風景もいいし、家や内装もかわいい。
映像はかなり凝っていて素晴らしいと思う。

狂言回しのハネスのキャラもいいし、主人公としての魅力と求心力もあると思う。

ただ人物が多くて覚えられないし、、
ラストで語られる事件の真相もほぼセリフなのでなかなか全容が掴みづらい。
それがこの低評価の理由かと。

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村でいじめられて育ったハネスは(おそらくとても頑張って)警察官になった。


好人物だが気弱でドジなハネス。

村の有力者で若く美しい女性バーバラ・プラントルが穴に落ち死亡。
ハネスは事故死とすぐに結論を出したが
隣国の警部がこれは事件だとし、捜索を始める。

(オーストリアの田舎の村の話。隣国ってことはドイツから警部が来たの?ドイツとオーストリアってそういう関係?)

警部に付き添って村人を調べ続ける中でハネスは村人から村八分にされる。

さて、捜査はどうなる。犯人は?


ネタバレは以下に。



バーバラ・プラントルは施設の若い男スラティーと付き合ってた。
村の有力者の娘として施設にいる男と付き合うのは許されないから。
それを隠すために医者の息子ルイスと付き合ってることにしてた。

バーバラが祭りの花嫁に選ばれた日、母は頭痛がするってことで先に帰った(ルイスと会っていた)。

父(プラントル)は祭の途中でスマホをチェック(バーバラからバーバラとチャーリーとのカーセックス動画が送られた)。

チャーリーとプラントルは近くの席にいた。
チャーリーはプラントルの秘書。
チャーリーはプラントルを利用して村を出ようとしている。

森の中にあるトニ・マレの小屋。
トニはいつも女性を小屋に呼んで酒を飲んでいた。
トニは酒場の店主。
トニの小屋にバーバラのパスポートが残されていた。

メリの証言「私とバーバラはトニの小屋に行っていない。 祭りの花嫁は私がなりたかったのにバーバラが父親の力で花嫁になった。私が花嫁になりたがっていたのを彼女は知っていたのに!」

バーバラと付き合っているという設定のルイスが自殺未遂。 しかしルイスの自殺未遂の理由は他の女性(レナテ)に振られたから。
レナテ・プラントル。バーバラの母。

トニの小屋でチャーリーとプラントル氏がセックス。
チャーリーはプラント氏に迫られ関係を持った。
それをバーバラとメリが見ていた。

父親の弱点を掴んだバーバラはチャーリーを脅して 車の中でバーバラとチャーリーがセックス。
それを撮影し、父プラントル氏にその動画を送った。

祭りの夜、バーバラとプラントル氏が口論。
プラントル氏が殴るとバーバラ死亡。その後バーバラを穴に落としたのだろう。

プラントル氏、妻レトナに自供。
自主するため?に外に出るとちょうど警部とハネス。

ハネスは旅に出る。
カートさんに挨拶。
カートさんとキス。
カートさんは施設長。
そのキスを見て、施設の若者たちが拍手。
チャーリーは旅に出るハネスに声をかけられない。

おわり

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