意図がイマイチ分からない 映画『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』
ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)
Hillbilly Elegy 上映日:2020年11月13日製作国:アメリカ上映時間:115分
監督
ロン・ハワード
出演者
エイミー・アダムス グレン・クローズ
ヒルビリーについての映画かと思いきや
う〜〜〜む。。。
この映画の意図がイマイチ分からない。。
ヒルビリーの歴史や文化や問題を
生々しく語ってくれる映画かと思いきや
なんか、、世界のどこにでもある話になっちゃってない??
ヒルビリーっていうすごいオリジナリティの強い地域の話なのに
全然深く細かく描かれてない。
衰退した地方の貧困の話。
「ある家族が貧困の連鎖を断ち切りました」っていう話にしか受け取れないんだけど。
もっと個性的で情報量の多い映画になってたら
面白かっただろうし
勉強にもなったんだけど。
**
お姉さんがサラリと現れたことであのシーンのクソ感を和らげてるけど
しかもこれ主人公による自伝が原作でしょ。
「貧困の連鎖を断ち切ることに成功した俺っ!」の話。
この主人公、ものすごく良い青少年に描かれてますよね。
(実話なら仕方ないけど…)
純朴で努力家で正義感が強くて家族思いでって、、
よくもまあ自分自身をこんなにも好感度高そうな人物として描けるもんだ。
成功する人ってのはすごいね。
お母さん置いてくシーン、ズルすぎない?????
お姉さんがあのタイミングで現れたのは死ぬほど偶然だよね。。
**
演技は女優たちの熱演対決っ!
グレン・クローズやエイミー・アダムスの演技もそりゃすごいし、
エンドロールに出てくるご本人映像を見るとめっちゃ似てるのでびっくりしますけど、
美味しい役をゲットした演技派スターが自分の技能をアピールしているように見えちゃって、、
それってこの映画の内容と関係ないんよね。。
ていうか
やっぱこの映画が何をしたいのかがよくわかんないから
せっかく素晴らしい演技をしていたとしても
映画自体と歯車があってなくて
熱演すればするほど演技だけが浮くんでしょうね。
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俺(主人公)って最高だろ!?っていうメッセージは強く発信されていたけど、
ヒルビリー全体についてはあんまよくわかんなかった。。
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