「自分が "そう" だと気づいていても…」映画『恋人はアンバー』ネタバレあり
「自分が "そう" だと気づいていても
気づかないフリして普通に生きればいい」
「それで幸せ?」
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素晴らしい映画。
90分だし。
90分の良い映画は素晴らしい映画!
ちょっと地味…っていう以外悪いところなんか一個もないですね。
キャラクターも演技も映像も、
物語の展開も、オチも
サブキャラの鬱陶しさも、最高じゃない。
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同性婚は世界で初めて導入されたのが2001年のオランダ。
2024年8月の時点で37の国・地域で同性婚が可能になっているとのこと。
年内にはタイも。
来年にはリヒテンシュタインも。
(引用 結婚の自由をすべての人に MARRIAGE FOR ALL JAPAN https://www.marriageforall.jp/marriage-equality/world/)
この映画の舞台は1990年代のアイルランド。
アイルランドで同性婚が合法化したのは2015年。
さて、日本は。。
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同性愛者であることを隠すためにゲイとレズビアンの男女が学校内で偽装カップルを演じるが…というのがこの映画の大筋。
そもそも何でこのふたりが偽装カップルという選択をしたかというと、社会に差別があり、子どもたちがその差別心を受け取ってイジメや暴力を犯しているから。
社会通念がじわじわ変わっているとはいえ、
差別を許してしまっているかのような社会制度がいまだに存在するので、
まず人権の観点から制度変更することで
イジメや暴力の根拠を消していくことが大事ですね。
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ラストネタバレは以下に!
どこに行けば?
どこへでも
一緒に行こう
一緒にはいけない。1人で行って
怖いよ
そりゃそう。でも大丈夫。私が保証する
無理だ。アンバー、僕はゲイだ
知ってる
君に酷いことをした
いいの。私にとってあなたは最高の彼氏。
エディはアンバーからのお金(※)を受け取って電車で何処かへ行く。
(※アンバーがトレーラーハウスをラブホテルとして同級生に貸していた金)
アンバーとの写真を見て笑顔のエディ。
エディとの写真を見て笑顔のアンバー。
おわり