「いい歳した女が独身でいることはこの村では犯罪」問題 映画『WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常』(ウッジョブ かむさりなあなあにちじょう)
面白いんだぁ。
なんか面白くなさそうな見た目だったので、、、
観るリストの中を後退していって忘れてたくらいでしたが、
面白い。
失礼しました。。
スローライフサークルが入ってきた時に
「俺の山から出て行け!」って思いながら観てて
あ、おれめっちゃこの映画のなかに入れてる!
と感動しました。
やっぱ観てるだけなのに映画の一員になれるのは嬉しい体験ですよね。
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バイバ〜イ!を繰り返す子どもとか面白いし
それが、ラストの「さようなら」とも繋がって泣けて泣けて。。
大人だって繰り返しちゃうんよね。。
さようならってなんてキレイな音なんだろうと思いましたね。
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ラストはどっからのどこまでCGなんでしょう。
ああいうスペクタルがちゃんと用意されてるのは嬉しいですね。
しかも、問答無用の山感。森感。
山じゃなきゃ、森じゃなきゃできないですからね、あれ。
一本の木を通して
自然と繋がって
先祖や子孫とつながる。
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「いい歳した女が独身でいることはこの村では犯罪」問題
「いい歳した女が独身でいることはこの村では犯罪」問題は解決されていない。
それはおそらくあえて解決しなかったんだと思います。
なぜなら実際にも解決されてない問題だから。
いまだにこういう考えがガンガン蔓延ってますもんね。
映画内でどうにでも解決できたはずだし
そもそもこのセリフを入れなきゃ良かったわけだし。
わざわざ結構強烈なこのセリフを残して
しかも
わざわざでっかい丸太がしめ縄で作った縦長の輪っかにぶっさすわけですから
このアンバランスはわざとかと。
諸手を挙げてワーイワーイとあの奇祭を称賛してるわけじゃないよ、
というメッセージ。
……っていう解釈は良心的過ぎるかな。。
キャスティング
染谷将太はもちろん面白いし上手んだけど、、
染谷将太ってなんか妖術使えそうじゃないですか。
本気出せば神隠しする側にもなれそうなので、
もうちょい弱々しい、そこらへんにそうな人の方が合ってたかなぁ。。
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伊藤英明はいいですね!
画面に収まらない感じがいい。
今回はとくに役柄上はそんなに面白い役ってわけでもなかったと思いますけど
肉体と演技力でこの映画の大黒柱となってましたね。
ハリウッドで活躍して欲しい!