![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57159519/rectangle_large_type_2_590869fb3bfafbbe2a803bb977ddd585.jpg?width=1200)
暑い夏が今年もやってきそうです。
毎年のことではありますが、今一度熱中症対策を行い、健康に過ごしていきたいと思います。
よくある熱中症対策として…
・こまめに水分補給を行う
・適度に冷房を使用する
・睡眠をしっかり取る
・塩分を摂取する
などテレビや新聞などでもよく耳にすると思います。
その他についても気になる部分がありますので、今回はテレビなどではあまり言われない対策を紹介していきます。
熱中症とはなんでしょうか?
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能が働かなくなったりして体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などの症状を起こすことをいいます。
軽度の症状では立ちくらみや筋肉の硬直、大量の発汗などですが、症状が重度の場合嘔吐、虚脱感、けいれん、意識障害を引き起こすこともあります。
その熱中症はいつ起こるイメージがありますか?
・外で運動している時
・炎天下で活動している時
などを想像するかと思いますが、意外にも室内が多く、夜間にも発症することがあります。
特に夜寝ている時に寝汗をかいている方は要注意です。
熱中症予防で水分補給や塩分補給を言われていますが、1にも2にもまずは冷房をつけることです。電気代はかかりますが、1日中冷房を付けている方がいいと思います。
もちろん温度調節は必要ですが、夜間も一晩中冷房を運転させている方がいいでしょう。
夜間、睡眠中は体を休めている時間です。
しかし寝汗をかいている場合自律神経が働いてしまっています。
これでは休まることができません。
冷房をつけて、少し寒く感じる場合は、長袖、長ズボンで調整するのが理想です。
さらに重要なのは温度よりも湿度です。
案外見落とされがちですが、温度が低くても湿度が高いと熱中症になる可能性があります。
理想とする目安は温度が25℃以下、湿度が40~50%前後です。
これはエアコンの設定温度ではなく室内の温度です。
設定温度が25℃でも実際の温度とは差がありますので注意が必要です。
室内の胸の高さあたりに温度計を設置しましょう。湿度が表示されるものが理想です。
部屋の環境を整えたら、水分塩分補給と屋内外での体の冷やし方です。
水分は小まめにと言われますが、1時間かけてコップ1杯~2杯を飲むペースが理想です。
水分はコーヒーやお酒はカウントせずに水かお茶が理想です。
スポーツドリンクは糖分が多いため糖尿病の方は注意してください。
温度は冷たくても良いと思いますが、体の状態にあった温度を選びましょう。
塩分はいつもより多めに摂取する必要はないですが、汗を多くかいた後などは少し意識しましょう。天然塩はミネラル豊富でオススメです。
体の冷やし方ですが、屋外で活動をする場合、または屋外から帰ってきた際などに、首を冷やすのはお勧めできません。
首には脳へ血液を送っている大事な血管があり、自律神経の働きにも重要な部分です。この部分を冷やしてしまうと体全体の動きやバランスが悪くなる可能性があるため、冷やすとしたら、頭のてっぺんや顔を冷たいタオルなどで拭く、口の中などを冷やすことで対応することをお勧めします。
また汗の処理も重要です。
汗をしっかり出すことは大切ですが、冷房の効いた部屋に入る前にしっかり汗を拭きとりましょう。できれば着替えをして汗を冷やさないことが重要です。
上でも書きましたが、首は特に冷やさないように注意して、手足の皮膚も冷やすと痛みや古傷が傷んだりしますので、長袖などで調節します。
夏は体が活発に動く季節ですが、過ごし方を間違えると秋に体調を崩す原因にもなります。
体に負担をかけない過ごし方をして、健康をしっかり維持できるように意識していきましょう。