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自宅でできる筋力トレーニングやストレッチ
https://note.com/fukui_cl/n/n48a975068a96


今回はプライマリケアについて勉強したいと思います。

プライマリケアという言葉を耳にしたことがある方、さらにその意味を知っている方はまだまだ少ないかもしれません。

プライマリケア簡単に言うと…
「身近にあって、何でも相談にのってくれる総合的な医療」です。

つまり、内科とか外科とか整形外科などの枠組みを超えて、まずはいち早く対応して、処置を行ったり、より高度な診療を行っている病院を紹介したりするという、流れやしくみを意味します。

当然地域のかかりつけ医がその役割を担うことが多くなります。

多くの医師の場合、専門領域といういわば得意分野があり、内科に骨折を疑う方が来られた際、本来は専門外であるため、診察することなく整形外科などがある違う病院に行くように指示するかもしれません。

プライマリケアの考え方では、普段診てもらっていて、信頼があり、自分の体のことや、薬のことを良く知っている医師が、受傷、発症した時間や場所などを評価して適切な判断や対処を行います。
それを行うことで、患者さんの不安を軽減できます。また違う医療機関に行く場合でも、普段の診療状況が記されたものを持っていくのといかないのでは、紹介先の医師の判断も変ります。

大切なことは、無駄な時間経過や間違った判断をしないしくみです。

当院は透析クリニックであり、基礎疾患を持たれている方が非常に多く通院されています。

その方々に対し、何でも相談できて、少しでも安心していただけるための医療が必要であると考えています。

また、プライマリケアの領域は病気を発症してからだけではなく、病気を発症する前、つまり予防や未病といった段階も含まれると考えられます。プライマリケアは病気の単なる窓口ではなく、その人の健康の維持や生活の改善のために必要なしくみでもあります。

そしてこれらは医師だけでなく、看護やリハビリテーションでも同じことが言えます。
内科のクリニックであるために、脳梗塞や整形外科の患者さんを診ることができないとあきらめるのではなく、当院でできることは何なのか。できないことは何なのか。それを理解、判断した上で、患者さんに納得していただくことが重要であると考えています。

リハビリテーションに関して、当院は心疾患をメインで行っていますが、中には整形外科疾患や脳血管疾患を合併している患者さんもおられます。

リハビリテーションの分野は拡大しており、幅広い知識と高い専門性が求められています。また包括的リハビリテーションの観点から、さまざまな疾患に対して、個別の治療を行える技術も必要です。

地域の総合診療所を目指すために、日々知識と技術の研鑽を積み、皆様のお力になれるように精進してまいります。


今回はプライマリケアの考え方を勉強しました。

医療業界の新しい用語などは横文字が多くなりがちです。
その方がかっこよく聞こえますが、意味を分かったつもりになっていることがあります。

このような横文字の説明も今後少しずつ行っていきたいと思います。


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