SPLYZA Teamsを使ってみよう-データ分析 編-
fukuharaです。
SPLYZA Teamsを使ってみようのコーナーです。
基本操作に関してはコチラを読んでみてください。
プレー分析に関してはコチラを読んでみてください。
分からなければTwitterで聞いてもらえれば答えます。
今回は実際にSPLYZA Teamsを使ってデータ分析をやってみようと思います。
僕の考えるデータ分析なので、人それぞれだとは思いますが参考にしてみてください。
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局面のタグ付け
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まずはタグを付けていきますが、どんなデータでプレーに根拠を持ちたいか。
先にここをしっかり設定しないと正しいデータがとれません。
例えばこのくらい設定はしっかりつけましょう。
・【攻撃】時の【右サイド】、【アタッキングサード】からの【スローイン】の【結果】の割合
・【守備】時の【インプレー】でボール奪取した場合の【結果】の割合
上の例だとアタッキングサードでスローインがあったら得点できる可能性があるのか、それともただただボールだけ奪われてしまっているのか。
それ次第で改善するか、もういっそのこと諦めてしまうかの判断になると思います。
下の例だと守備配置だけではなく、ポジティブトランジションの設計がきっちりできているのかの判断基準になると思います。
ボールを奪えたけど結局奪われているのか、シュートまでは持っていけるのか、得点できたのか。だいぶ違いますよね。
今回、この試合のテーマは【守備】でいこうと思います。
黄色チームの守備を分析しようと思います。
まず時計マークを押してタグ付けを行います。
【それ以外】を押すとタグ一覧が出てきます。
僕の所属しているトライアルチームでは【局面】というタググループの中に【守備】というタグがあるので選択します。
画面左上に【時間】と【守備】のタグが表示されました。
【時間】を押すことでいつでもこのシーンに戻る事ができます。
なのでこのシーンで【インプレーでボールを奪えたか】、【カウンター】までいけたか等は1度無視します。
1試合を通してとにかく【守備】の場面にタグを付けます。
20分ハーフの試合に【守備】のタグ付けが終わったところです。
これで【守備】の場面にいつでも飛ぶことができます。
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局面終了のタグ付け
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次は守備局面の終わり方をタグ付けしていきます。
トライアルチームでは【局面終了】というタググループの中に画像のようなタグが入っていますが、皆さんと話した結果、以下のタグを使っています。
局面終了
・攻撃側反則
・守備側反則
・オフサイド
・得点
・失点
・CK獲得
・インプレー(Hボール)
・インプレー(Aボール)
・アウトオブプレー(Hボール)
・アウトオブプレー(Aボール)
今回はフットサルの【守備】のプレー分析なので使うのは以下の8種類になります。
・攻撃側反則
・守備側反則
・失点
・CK獲得
・インプレー(Hボール)
・インプレー(Aボール)
・アウトオブプレー(Hボール)
・アウトオブプレー(Aボール)
局面終了のタグ付けは付けるタイミングが大切です。
これは00:08:10~の流れです。
00:15:06にボールをインプレーで奪取しますが、このタイミングにタグを付けても全く意味がありません。
なぜかというと集計機能は【A】かつ【B】だった場合の【タググループ】の割合を出力するからです。
【守備】時の【インプレー】でボール奪取をした場合の【結果】の割合
今回の場合は【守備】かつ【インプレー】でボールを奪取した【結果】まで同一のタイミングでタグ付けしないと正しく出力されません。
またタグのグループはそれぞれ別にしてください。
ここは気をつけましょう。
※タグのグループはそれぞれ別にしてください。
【守備】→【局面】グループ
【インプレー】→【局面終了】グループ
【結果】→【評価グループ】
00:08:10でタグを付けると、守備の隣に新しく【インプレー(Hボール)】が追加されました。
この流れを全ての守備局面で行っていきます。
全ての局面終了のタグが付け終わりました。
1度、集計結果を出力してみます。
【守備】の局面は合計48回ありました。
局面終了の割合です。
【インプレー】でボールを奪えたのが50%
【アウトオブプレー】でボールを奪えたのが33.33%
【アウトオブプレー】で相手ボールのままだったのは10.42%
【守備側が反則】してしまったのが2.08%
【インプレー】で相手ボールのままだったのは2.08%
【CK】を相手に与えてしまったのは2.08%
88.33%は自分たちのボールにする事ができました。
ですがカウンターにいけるのは【インプレー】でボール奪取できた場合のみなので、次は【インプレー】でボール奪取できた場合の結果をタグ付けしていきます。
【守備】【インプレー(Hボール)】のタグを選択してます。
【守備】【インプレー(Hボール)】の文字が光り、該当するシーンのみを表示することができました。
これによって【守備】の際に【インプレーでボールを奪取】したシーンだけを見る事ができたので【結果】をタグ付けします。
【結果】は【ポジトラ評価】というタググループでをタグ付けしていきます。
やり方自体は先程と変わりありません。
ポジトラ評価
【PERFECT】ゴール
【GREAT】シュート
【NICE】カウンター
【MISS】カウンターまでいけない(ロスト、アウトオブプレー)
【守備】【インプレー(Hボール)】場面のタグが付け終わりました。
これで【守備】時の【インプレー】でボール奪取をした場合の【結果】の割合が出てきます。
【インプレー】でボールを奪えたのは合計24回です。
【インプレー】でボールを奪えた場合の結果の割合です。
【MISS】カウンターまでいけない場面が70.83%
【GREAT】シュートまでいけた場面が20.83%
【NICE】カウンターまではいけた場面が8.33%
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まとめ
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今回は実際にデータ分析をやってみました。
このチームはインプレーで奪うと約30%はカウンターまで持っていけるということです。
他のチームの割合を知らないのでこれが高いか低いかは分かりません。
このタグに例えばボールを奪った【エリア】や【サイド】、【狙った守備】かどうか等を追加していくことで、より正確なデータが出ると思います。
ですが何よりも継続してデータを取っていくことが1番大切だと思います。フットボールは相手ありきなので。
ぜひSPLYZA Teamsでデータ分析をしてみてください。