副業で株式投資を始める前にサラリーマンが知るべき「株式投資について」
なかなか給与が上がらない時代、なんとか収入を増やそうと、株式投資を検討されている方も多いと思います。一方でどうやって始めればいいか、そもそもサラリーマンが株式投資をしてよいのか、気になる方もいるのではないでしょうか。
株式投資はサラリーマンでも行えますが、副業として成功できるかどうかは別です。成功させるためにはメリットやデメリットはもちろん、株式投資ならではのコツを押さえておく必要があります。本業と投資を両立させるポイントも、知っておく必要があるでしょう。
この記事ではサラリーマンが副業で株式投資を始める前に、知っておきたいポイントを説明していきます。
■株式投資は副業にならない可能性が高い
サラリーマンが株式投資を始めようとする際、気になるのは「副業にあたるのかどうか?」という点でしょう。株式投資は資産運用の1つですから、副業ではありません。もっとも就業中に行うなど、本業の妨げとなってはいけません。
以下、3つのポイントを取り上げ解説していきます。
◇株式投資は資産運用として扱われる
株式投資はご自身の資産をどう増やすかという点がポイントとなっており、資産運用にあたります。労働や就労などと異なり、他社から賃金や報酬を受け取るものではありません。
そもそも資産を運用することは定期預金や確定拠出年金など、一般市民の間で広く行われているものです。このため株式投資も副業とならず、堂々と行うことができます。
◇金融関連の仕事に従事している場合は、基本的に禁止
証券会社や生命保険会社など、金融関連の仕事に従事している場合は、プライベートであっても株式投資が禁止される場合が多いです。これはインサイダー取引を防止する側面があります。該当する職業についている方は、会社の就業規則を必ず確認してください。
◇本業の妨げとならないように行うことが重要
株式投資は、本業の妨げとなってはいけません。以下のような行為は就業規則に違反するおそれがあるため、やめましょう。
・就業時間中に株取引を行う
・会社のパソコンやスマートフォンを使って、株取引を行う
・株式投資にのめり込んだ結果、遅刻や欠勤が増えるなど、勤怠が悪化する
基本的にはプライベートの時間を使って、株式投資を行いましょう。
■副業で株式投資を始めるメリット
副業で株式投資を始めることには、時間的にも金銭的にもメリットがあります。本業に支障を与えずに行え、配当金や株主優待などの収入を得られることは代表的なメリットです。
ここでは主なメリットを3つ取り上げ、解説していきましょう。
◇すきま時間で副業を行える
いまや株式投資はネットが主流。なかでも、アプリに対応する証券会社は多いです。気になる銘柄の情報や株価の推移といった情報収集だけでなく、売買もアプリで可能。通勤時間や昼休みといったすきま時間でサッとできることは、株式投資の魅力です。
◇本業に影響が少ないケースが多い
株式の売買は、あらかじめ「売りたい価格」「買いたい価格」を登録しておけば、自動で売買してくれる証券会社が普通です。また「株価が購入額以下になったら売る」といった注文にも対応しています。
このため、取引時間中ずっと株価をチェックする必要はありません。帰宅してからゆっくりチェックすればよいのです。余裕資金で売買している限り、株式投資は本業に影響が少ない副業といえるでしょう。
◇銘柄によっては株主優待が得られる
銘柄によっては、株主優待が得られることもメリットの1つです。一例として、以下のものがあげられます。
・発行元の企業が生産する商品
・図書カードやクオカード
・株主優待乗車券
・航空会社や鉄道会社などの優待チケット
・お買い物優待券や株主優待カード
株主優待は、少ない株数でも優待が受けられることが多いです。このため、個人投資家でも手軽に恩恵を受けられるメリットがあります。
■副業で株式投資を始めるデメリット
■副業で株式投資を始めるまでのステップ
■副業で株式投資を始める前に決めておくべきこと
■株式投資を独学で学ぶのは危険
■最後に
株式投資は資産運用として扱われるため、サラリーマンでもお金を増やせる方法の1つです。利益を狙えることはもちろん、株主優待も魅力の1つ。インターネットで口座開設から取引まで行える手軽さも、特徴にあげられます。
株式投資はお金をつぎ込めば資金の続く限り行えますが、元本が保証されているわけではありません。ときには大きな損失を出すおそれもあります。また株価が気になるあまり、本業そっちのけで株式投資にのめり込むことは本末転倒です。このためプライベートな時間と余裕資金で投資を行い、ルールを決めて投資することが重要です。
株式投資を上手に行うことで、経済をよりよく知ることができます。まずは少額から始め、投資に慣れるとよいでしょう。また、有料のセミナーを活用することもおすすめします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?