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するめアルバム HEHN &HEHC

このところ、このアルバムを聴きまくっている
2ndがそろそろじゃない?と心待ちにしていた時もあるけれど
今はまだずっと先でも良いと思ってる
そのくらい完璧な1stアルバムだもの

無駄な曲は一切作りたくない

一曲でもイマイチと思われると悔しい

自分が自信を持って誇れるものだけを
何かしら意味のあるものしか出したくないというのは
絶対ですね


NHK特集の中での発言いつも柔らかい言葉選びをするのに珍しく強い言葉でちょっと驚いた

そのくらいこだわって産み出された一曲一曲
朝起きてから寝るまでずっと音楽と共に暮らしている
さまざまなジャンルの音楽が血液のように指先まで流れている
だからこそ、そうやって届けられたアルバム 飽きることなく聴き続けることができる

2022年は間違いなくステージが上がる
本当はもう少しゆっくり味わいたい気持ちもあったけれども

だからしつこくいま一度振り返ってみたい


「何なんw」では最初の舌打ちが衝撃的
その後歌い出すまでの1分でもう身体が反応していた
デビュー前に作っていた曲だなんて河津さんが驚く筈
いまでは定番になった最後にピアノの一部になったように鍵盤を叩く姿に
どれだけの人が力をもらえているか

「もうええわ」は何なんwがダメな時はこれをデビュー曲にする予定だったとか
アホなゲームいちぬけた
手放したいもの全て、この空に捨てて
何が大切なん、よう選んで
さらっと言いよるけど深い深い

「優しさ」って良いですよねと言われても最初はそうでもなかった
それより優しさを受けて、返せなかったのがずっと残っていて
優しさは強さだと思うまでの心の動きが気になった
実はMVもかっこよすぎてなんかって思ってた
でもライヴで聴くこの曲は心に響く

「キリがないから」はもう吐息やブレスがてんこ盛りなので
イヤホンのボリュームを自然に上げてしまう

「罪の香り」は最初は夏の香りという爽やかな曲だったらしい
アレンジでこんな背徳感のある曲になっちゃって
気づいた時にはまだ早いというフレーズに引っかかった

「調子のっちゃって」はインスパイアされたワードから
曲の最後のウィスパーの直前に鼻で呼吸しているからかウゴッって音が入ってて、聞くたびに何故か安心感

「特にない」なんて、なんて題名なんだと思ったけれど
歌詞を何度も聴いていると自分を振り返り
いつに間にか執着を手放す心の準備していた

「死ぬのがいいわ」はドンキでもやしを買った帰りにフレーズが降りてきたと言っていた
昭和歌謡のような歌詞だなと思ったとも
エロティックな歌詞を聴きながら
三度の飯よりあんたがいいのよとこっちが言いたいと思ってる

「風よ」は他の曲と比べると地味だけどテーマ曲に近いのかなとも思う
何度も何度も出てくる風のワード
祈る、願うがテーマ
これから先進んでいく未来に向けての願い

「さよならベイベ」は河津さんから故郷の思い出を残しておいた方がいいと言われて、作られたらしい
前に進むことしか出来ん道
泣いとる時間もないようになると
ライブではみんなで手を振る盛り上がれる曲

「帰ろう」泣いた、これは泣いた
優しく優しく囁くような歌声と
いくつもの心に響く歌詞
たった一曲聴いただけで死ぬのが怖くなくなるなんてそんなことがある?
なかなか先に忘れることもできず
くださいくださいは相変わらずだけど
明日から少しだけ強く優しい人に近づこうと思える

そんな一枚のアルバム
今思えばずいぶん変わった題名ばかりが並んだHEHN

HEHCに至っては
ピアノも声もアレンジもオール100%風
すぐそこでピアノを弾いてくれているかのような贅沢な一枚
鍵盤を叩くタッチ
YouTubeで一台のピアノとは思えないほどの厚みを聴かせてくれていたアレンジ
は耳を飽きさせない
歌声のフェイクやコーラスやブレス
生々しくて、実はしばらくリピートできずにいた
今は聴きまくってますよ

飽きるどころか聴くたびに新しい気づきや感動があって
ずーーーーっと聴いてられるするめアルバム

とにかくこの1stアルバムは素晴らしいから
しばらく2nd出なくても平気って言いたかっただけ

*画像はfujiikaze Instagramより


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