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世界を見る解像度

写真を撮るという行為を好きになり、のめり込む。
そうすると良い事がいろいろあるわけですが、その一つに『世界を見る解像度が高くなる』という事があります。

この現象について説明したいと思います。

例えば、他人の写真を見ていると自分と同じようなものを思いもよらない視点から撮っている人に出会うと思います。
その時ものの見方は一つじゃないという事に気づきます。
翻って自分の写真にももっと違う視点があるんじゃないか、もっと違う切り取り方があるんじゃないかと自分の視点や切り取り方などを考え直す行為が生まれてくるんじゃないでしょうか。
かっこよく言えば自分の世界観を見直す、という行為です。

こういう気付きは写真を撮っていると良く訪れるものです。
例えとして「他人の写真を見て」という機会を挙げましたが、それだけじゃなく色んな機会にそういう気付きがあるんじゃないでしょうか。
誰かの写真を見て良い!とか好きだ!とかすごいな!と思う時の中身はそういう気付きによるものであることが多いと僕は思っています。


今までの自分と違う角度で世界を見ることができるようになる。今までの自分と違う切り取り方で世界を見ることができるようになる。
それが写真を撮ることにより得られる「良いこと」の一つです。

結果としてどういうことが自分の身に起きるでしょう。
自分を取り巻く世界を見る視点が増えたり、切り取り方のパターンが増えることにより、一つの世界からより多くの情報を得られるし、より多くの楽しみや学びを得ることもできるようになるわけです。

ありふれた日常には今まで気づかなかった宝石がゴロゴロ転がっているということが見えるようになってくる。

『それが世界を見る解像度が高くなる』
という事です。

写真を撮ることにより得られる「良いこと」の一つです。

まだ他にもいろいろありますが今日はこの事を文章化してお伝えしたくて書きました。


最後に一つ。
写真を撮っていて、なんかスランプだな〜とか、つまらないな〜とか、感じたときはこの「世界の解像度」の話を思い出すと良いです。
いつの間にか自分の世界感が凝り固まっていた事に気づけばまた世界は色を取り戻すはずです。


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