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こうさつ!にじゅうごど!〜駒形友梨2nd Full Album「25℃」考察〜

こんにちは!
駒形友梨2nd Full Album「25℃」
発売前に駒形さんが「このアルバムの考察を聞きたい」と仰ってくれたので考察に挑戦してみました。
感想として「25℃」発売日の意味、CDジャケットデザインに確認出来る「0°」の意味、アルバムとライブで「25℃」の読みを分けている意味、「YELLOW LOVE」、その色が黄色である理由…などなど様々な方向から考えた考察の全てが驚くほど綺麗に「25℃」に込められた愛の深さに収束していき本ッッッ当に楽しかった!!!
という訳で"25℃"、"ミドリムシ"、そして"考察"から私が感じられたこのアルバムに込められたストーリーと想いに対する考察を書いていきます。
考察の方針は最初に述べるアルバムを通して聞いた時に感じた25℃のストーリーを肉付けしていく感じになります。

目次



New Album「25℃」から感じられた物語の解釈


25℃収録曲の1曲目から10曲までが曲順につながって1つの物語を為していると考えた時、このアルバムは"心の中の夜と昼、2つの世界の中でミドリムシ(=このアルバムを受け取った人)が自分の25℃を目指して旅する物語"に感じられました。
考察のはじまりにこのアルバムの物語をそう感じた理由、収録曲の頭から順に私が感じ取れたストーリーを述べていきます。この物語の解釈の説明部分に"考察"と呼べる要素は全く無い上に殆ど説明するまでもないような情報なのでご容赦下さい。

全曲最速視聴会で公開されたリリックムービーの要素もあわせた各曲から受ける印象



夜のバーのリリックムービー「Dreaming Night」

昼のカフェのリリックムービー「ビターフラッペ」

泡(夢の中?)のリリックムービー「2wolrd」
「2wolrd」は歌詞に"moon rises"があるのでこれも夜のイメージを受ける、更に歌詞"にLike you✕2"がある事からは"I LIKE YOUなんて言えない"「Dreaming Night」から先に進んだという印象も得られる、こんな感じで歌詞同士の繋がりを考えて行くのがとても面白いけど長くなりすぎてしまうので割愛。

このように夜→昼→夜と昼夜を交互に行き来しているような曲構成で、曲が進む毎に"何らかの前進"を受け取れる事から私はこのアルバムの物語自体が"25℃"を目指して昼と夜、2つの世界を旅しているように感じられた。
また、駒形さんがこのアルバムを受け取った人に対して「自分の中の一番好きな部分を探して欲しい」、「時によって自分の中の25℃は変わる」と語られていた事と限定版のグッズがトラベル用品であることから、「あなたの心は旅できるぐらい広い」という粋な応援も込められているのではないかと思う。
自分自身の心の狭さが嫌になる人、嫌になる経験をした事がある人(このアルバム中の世界で表せばミドリムシか)はきっと少なくないと思う、私もそう。
しかし私達は自分自身の心の広さを本当に理解できているのだろうか?この曲構成からはそんなミドリムシ達に対する「昼と夜でさえ心境は変わる、いざ探しに踏み出せばもっともっと広げられる!」というとても嬉しい応援を感じられた。


続く「First Step」は順番的にも歌詞的にも昼、日中の歌。
余談になりますが通して聞いた時物語の主人公(ミドリムシ)と駒形さん(ミドリムシを応援してくれる人)の距離感がどんどん近づいて行くようにも感じるのがまた面白い。
「First Step」はその中でも"一緒に踏み出した"という転機を感じるまさにリード曲。

続いて「going forward」
リリックムービーで暗闇を突っ切っていくイメージだったこの曲もやはり夜の曲だと感じる、ヨナヨナで鷲崎さんが語ってくれた"ユーグレナ運動"、ミドリムシがのたうち回り光を求めて行くような光景が目に浮かんだ。

またも余談ですがアンニュイなAメロ歌詞の中でも"失くす my words"に込められた悲痛さはアーティストとして言葉を失う痛みに加えて言葉の日(5月18日)生まれのマシュー君を失う痛みのイメージがあったとしたら…言葉にできない苦痛がより深まりました。
さらに因みにトイプードルの生育に適した温度も「25℃」、「25℃」と駒形さんの運命は続いている…

続く「Here I Am」

暗闇を抜けて大分目的地の「25℃」に近づいた印象を受けるこの曲、リリックムービーが自然的イメージだったのもあわせて限定版DVD収録の特典写真撮影風景が浮かんで心の旅の最中の小休止といった印象を感じさせられた。

続く「Neon Sign」

歌詞だけ見ても間違いなく夜の曲、リリックムービーは満月をバックに深夜のハイウェイを疾走る車だった。
"Red radiant light"の通り赤に染まる夜が素敵だったなこの曲…

続く「FLY!」

"夜明けるあの合図"で結ばれる「Neon Sign」からそのまま朝日を目指す「FLY!」へ。2曲刻みで考えるとこの夜と昼の曲同士の距離感も段々縮まっていっているように感じられる。

"踏みとどまる理由を愛でても"や"案外世界は僕の度胸"など心の旅の最後を飾るに相応しい詩に満ちた素晴らしい応援歌だと感じた。

そしてその先に遂に見つけた自分の心の中、自分を好きになれる場所、「25℃」で増えていくミドリムシに対する祝福の曲こそが
「YELLOW LOVE」
なのだと感じた。
根拠としてはミドリムシなど藻類の大量発生現象がブルーム(bloom)と呼ばれる事が挙げられる。
「YELLOW LOVE」の歌詞にある"bloom"が意味する所はこれなのではないかと思う。
最後にこのアルバムを結ぶ「our story」、これは逆に説明するのが野暮に思えたので割愛。

長くなりましたがここまでが私が25℃から感じられたストーリー。

(そうだとしてミドリムシの大量発生を祝福する歌がなんでイエローになるんだろう?)
という疑問、その答えを探した時に見つけられた理由を次の項目で述べていきます。

YELLOW LOVE、その色に対して込められた想いの考察


いわゆる光の三原色

加法で考えれば黄色は"緑"と"赤"が合わさることで生まれる色
ここで駒形さんの言葉、「このアルバムに自分の中の一番好きな部分を探して欲しいという想いを込めた」を思い出す。
心の一般的なイメージカラー赤とすればこのアルバムを通して心の中で見つけた25℃でその心の色が変わる程に(自分を好きだと思える気持ち)"ミドリムシ"を増やし、遂に自分を好きになれた人、その人の心の色を黄色に例えてくれてるのではと、そう思いついた後にFirst Step MVを見ると…
"緑色"のパーカーを纏い最初のStepを踏み出し、思い描く夢の姿で"黄色"のドレスを纏っている駒形さんの余りのミドリムシ(YOU)に対する愛の深さに本当に泣いた。

この黄色こそが"LOVE yourself as you are"、あるがままの自分自身を好きになる事が出来た私達の色であり、その色を纏う事を夢の姿としてくれるこの表現!
本ッッッ当に嬉しいッッッ!!!!
この衝撃はもう何度思ったか分からない、駒形さんのファンであって良かったという感動の最高値を更新できた。
(注意∶1個人の感想に過ぎません)

少なくとも「25℃」楽曲CDの配色が黄色である事からもこのアルバムにおける「黄色」が重要な意味を持つ事は間違い無いとのだと感じられる、そしてアルバムデザインに緑色が見られない事からは「緑色」がアルバムを受け取った私達(ミドリムシ)の色としてアルバムからは排除しているような印象を受けた。

「緑色」から「黄色」へ

今回の「25℃」考察の面白さで私が一番感激したのはこの「YELLOW LOVE」で得た「黄色」に対する解釈がそのままFirstStep MV衣装の解釈に繋がる部分でした。
他にもきっと素敵な解釈があると思うけど私にとって一番心地良い解釈はこの解釈。
後に続く考察は更にこの解釈を補強する内容で構成されています。

その前に考察おまけ、これは一般的なイメージからは外れてるかもしれないけど私のイメージするアーティストの駒形さんのパーソナルカラーは「青」、「25℃」のカラー、シアンは緑と青が合わさって生まれる色。
「私が自分を少し好きになれたのは、このアルバムを出せたのはあなた達のお陰」と言ってくれた駒形さんの言葉と合わせられるこの解釈も嬉しい。

25℃に存在する0°についての考察


ここ

アルバムジャケットイラストに見られる0°
これは「25℃」の発売日、2024年3月20日「春分の日」
の由来、昼と夜の長さが同じになる黄道"0°"を表しているのではないかと思う。
ジャケ衣装の耳飾りも"0°"を表現していると考えると歌詞カード内に挿し込まれる駒形さんでの中で唯一その耳飾りの"0°"がくっきり見えるのが"YELLOW LOVE"である事から、この"0°"と"YELLOW"に関連性がある事を思われせてくれる。

この物語に"黄道"の意味も込められているのであれば…
昼と夜を彷徨うアルバムの世界、その中心"0°"もまた「25℃」(留まれる)場所を表しているように考えられ、それだけに留まらず、「stella」から続くこのアルバム「25℃」にも"星"の要素を多分に感じることができる…
YELLOW LOVEの輝きに"あなたは太陽"とか"今度はあなたに輝いてほしい"という意味も汲み取れて凄い…本当に凄いよ駒形さん...!

2ndfullアルバムと3rdライブで「25℃」の読みが異なる理由に対する考察


"にじゅうごど"と"トゥウェンティファイブセルシウス"
アルバムとライブで別々の読みをあてたことはそのまま読み方が2つある事、つまり"ミドリムシ"の別名"ユーグレナ"からも25℃に汲み取れる思いがあるんだというヒントと受け取りました。

ユーグレナはEuglena と表し、その由来を調べると「eu」(美しい)と「glena」 (眼点)から来ているそう

「eu」の(美しい)がそのままyouにかかってると解釈すると素敵…誰かへの応援としてあてられた収録曲全ての歌詞の素晴らしさが激増する
例えばDreaming Night、
"I like you"なんて言えない、"I love you"なんて言えない
…でも"you"自体に美しいを込めてると思うとといじらしすぎる、めっちゃ可愛い…

Yellow Loveの"Uh"にも…!and you…にも…!

そしてFirstStepの"love yourself as you are"で
"あるがまま"の部分に"美しい"重ねられるのもめちゃくちゃ嬉しいな…って悶えた。

あと「Y U R I K O° M A G A T A」の中に「YO°U」が、
「YO°U」の中に「0°」があるのが0°の考察を合わせるととっても素敵。

正直これはちょっと苦しいかな

そしてもう一方の「glena」眼点はミドリムシの"赤い"部分で光を感じる原始的な器官を指しているそう。
Yellow Loveの黄色に関する考察もあわせてこの器官はやはりそのまま心に例えられると思う。

「eu」と「glena」を繋げれば「美しい心」
この解釈はきっと私の解釈以外にも、どんな解釈にも当て嵌められる重ね得な解釈、ミドリムシって凄い。
"LOVE yourself as you are"への想いのありったけが込められたこのアルバムに隠されたモチーフとしてこれ以上素敵なモノはない…少なくとも私は心からそう思う。

考察もまた心の中の「25℃」を目指す旅なのではという考察

今回駒形さんが"考察をして欲しい"と口にしていた意味をあらためて考えてみた時、ある物事に対して自分の一番好きな解釈を探す行為、この行為こそはそのまま「25℃」を探す行為だと思えてならなかった。この先の人生で体験する全てに想いを馳せる時、(ああ今自分の25℃探してる)というお洒落な表現を貰えたことが単純に嬉しい。
そして考察した時に見つけられた自分の好きな解釈「25℃」
そこを見つけられただけでは満足出来ず、"答え合わせ"なんて野暮な事をしたくなってしまう自己嫌悪。
この時の心情がまさに「ビターフラッペ」で面白い。
「ビターフラッペ」だけカタカナ表記で他の収録曲と差別化されている意味はこの曲だけは"頑張れ"という応援の曲ではなく"分かるよ"という寄り添いの曲という差別化がされているのかな?と感じられた。


今回形に出来た考察はこれで以上です。
しかし書けば書くほどまだまだ掘り起こせてない、読み取れてない解釈がこのアルバムに秘められているような気がしてならない、いや間違いなく存在する、そう思わせてくれるこのアルバム「25℃」に込められた想いは本当に深い。



おまけ、リリイベのチェキお渡し会で駒形さん御本人に伝えられた言葉

みなくていいです。

チェキかわちい

〜1周目〜
私、考察めっちゃ好きで!駒形さんが考察聞かせてほしいと言ってくれた時めっちゃ嬉しくて!
あらためて考察した時に先ず考察という行為そのものが自分の心25℃を探す行為だと感じられて嬉しかった!
(終了)

あまりにも何も伝えられてなかったので通常版買いましてもう一回チャレンジ


〜2周目〜
考察した時に見つけられる自分だけの(心地良い解釈)25℃、それだけで満足出来ずにそれを答え合わせしたいという気持ち。
そのエゴがまさにビターフラッペの歌詞
(一人で見つけ出した幸せを君に褒めて欲しいなんてさ)にピッタリで「駒形さんめっちゃ私の事理解してくれてる...」と嬉しく思いました!
25℃収録曲の中でビターフラッペだけカタカナ表記である事からもこの歌だけは"頑張れ"という応援の曲ではなく"分かるよ"という寄り添いの曲という差別化がされているのかな?と思いました。
また、最速視聴会のリリックムービー合わせての25℃の世界の印象なんですけど(ミドリムシが)昼と夜、2つの世界を旅してるように感じられて、そうして心を広げていったFLY!の先にあるyellow love、この曲に(ミドリムシが)旅の果てに留まれる場所を見つけられたんだという意味を感じられて感動しました!
(このアルバムの物語自体が昼と夜とを旅して自分の心を広げていき、遂に留まれる場所、25℃を見つけられた物語なんだと)そう考えた時に25℃の発売日が今日この日、昼と夜の長さが丁度同じ春分の日、黄道0°の日である事がとっても素晴らしく思えて〜
(終了)

()部分は頭から飛んで言えてません。
最早乾いた笑いしか出ねえぜハハッ
駒形さんが考察を投げかけてくれた事に対する感謝の念すら伝えきれねぇ…ああ悔しい…!そう思った時に胸に湧く苦い気持ちを「いっぱい考えて来てくれてありがとう!」と言ってくれた駒形さんの優しい言葉と一緒に飲み干そう。
甘さと苦さの両方がある想い出の味、これもビターフラッペか





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