書くだけじゃなく、チームで誰かの力に。現役取材ライターが目指す「書く+α」の世界
パソコンひとつではじめられるライターの仕事ですが、続けることは決して簡単ではありません。ライターのなかには、「書く」先のキャリアに悩む方も、多いのではないでしょうか?
『Marble(マーブル)』は、インタビュー・編集・広報などの「書く+α」を学ぶキャリアスクールです。
現在スクール3期生である徳山チカさんは、2023年7月に活動をスタートしたフリーランスライター。取材ライティング経験者である彼女にとっても、「Marbleの学びはとても実践的」だと言います。
今回はチカさんにMarbleスクールの魅力や、受講後の夢をお伺いしました。
書いて誰かの力に。人生を深掘りする取材ライター
ーーまず、チカさんのこれまでの経歴を簡単に教えてください。
チカさん:
新卒でブライダル業界に入り、3年間ウェディングプランナーとして働いていました。その後、営業やスパイスカレー屋さんでのパート業務を経て、現在はフリーランスの取材ライターとして働いています。
ーーなぜ取材ライターになろうと思ったんですか?
チカさん:
取材をするなかで、「これはまさに、私が昔からやっていたような、人に深く切り込んで関わっていくお仕事やな」と気づいたのがきっかけですね。
基本的に人と関わったり、相手の人生を深掘りして寄り添ったりすることがずっと自分の中心にあって。
あとは、子どもが生まれたり、コロナで環境が変わったりしたことで、「どんな場所でも好きなことで、自分らしく人の役に立ちたい」と思い、ライターの仕事を始めました。「書いたものが、ちょっとだけ誰かの力になれる」ところが好きなんです。
ーー素敵です。場所にとらわれず働けるのも、ライターのいいところですよね。
チカさん:
子どもがいるとどうしても決まったシフトで動くのが難しいときもあるので、働く時間を柔軟に調整できるのもありがたいですね。
ーーチカさんのライフスタイルにも合っていたんですね! 文章を書いていて印象的だった出来事はありますか?
チカさん:
1つ目は就活で友人の他己分析を手伝ったときです。友人から「私ってどんな人だと思う?」と聞かれたときに、私が彼女に対して抱いている印象を文章にして伝えたんですよ。そうしたらそれを見た友人が「自分のことがわかった」「すごい言語化された」と喜んでくれたのが印象的でした。
2つ目は、書いた記事に反応をもらったことですね。
ライター活動を始めてから、noteに自分の葛藤などを書いてみたら、思いもよらぬ嬉しい反応がたくさんあって。おふくさんも先日スキを押してくださった記事ですね。
▼反響が大きかったnote記事
「この記事で“助けられた”って思っていただけるんだ」と感じて、すごく嬉しかったんです。こうした反応をもらったときに、改めて「ライターを志していてよかった」と感じますね。
取材経験者からみてもスゴい!Marbleの実践的な学び
ーーチカさんがMarble(マーブル)を受講する決め手は何でしたか?
チカさん:
スクールで身につく「書く+α」のスキルが、自分が目指す姿とマッチしていた点です。もともと単に文章を書くだけではなく、取材や編集などを通じて、より多くの人に関わり、広く世の中に届けられる仕事がしたいと思っていました。
実際にMarbleコミュニティ(※)に参加して、1期生や2期生、講師の方と直接話すなかで、「ここならいろいろなことを身につけられそうだな」と感じて。フリーランス・社会人・ライターとして、「今後も関わっていきたい人たちの近くで学びたい」という想いもありMarbleを選びました。
ーースクール受講の前に、先にコミュニティに入っていたのですね!やはりコミュニティで卒業生の活躍を見たことも、受講の決め手になったんでしょうか?
チカさん:
そのとおりですね。自然な流れで入金していました(笑)。
ーーそうなんですね(笑)。日頃から積極的にコミュニティを活用されているのですか?
チカさん:
半年前に参加したばかりで、子どもが2人いてバタバタしていることもあり、まだあまり顔を出せていなくて。
でも、もくもく会や勉強会には積極的に参加しています。
ーーなるほど! Marble入学の決意表明にも、「やることとやらないことを決める」と書かれていましたよね。実際に受講してみて、Marbleの魅力はどんなところだと感じましたか?
チカさん:
書くノウハウだけではなく、実践的な部分を包み隠さず教えていただけるところですね。取材相手への気遣いや、編集さんとのやり取りなど、仕事をするうえで疑問を抱く部分を具体的に教えていただけるので、受講してよかったなと感じています。
ーーわかります! すごく実践的ですよね。
チカさん:
すごいすごい(笑)。
たとえば、「お水を用意する」などは、私は取材ライターだからこそ現場で学んで知ったことなんです。
でも、それは現場に立ってみないとわからない細やかなことじゃないですか。だから、最初からライターとしての基本姿勢を教えてもらえるのは、仕事をするうえでとても大きいことだなと。すでに取材ライターをしているからこそ、「先回りして学べていたらどれだけよかっただろう」と余計に思いますね。
Marbleをとことん活用!自分らしい学びのスタイルを意識
ーーMarbleに入る前の自分と比べて、ご自身の成長を感じたところはありますか?
チカさん:
以前より本を読むようになりました。当時は忙しさを言い訳に、ライターなのにまったく本を読まない生活で…。
最近では取捨選択をして公私ともに生活を見直し、お風呂で読むなど隙間時間を活用しています。意欲的に読書をして、読んだことを発信できているのが、1番大きく変わったことですね。
ーーお風呂で読書、いいですね! 学びを深めるためにほかにもしていることはありますか?
チカさん:
Marble以外で新たにやっていることはないですね。…というのも、スクール卒業生で3期のコミュニティマネージャーでもあるのかなみさんにインタビューをした際に、「とにかくスクール内にあるものを全部吸収した」とお話しされていたのが印象的で。
だから、今まさにバタバタの生活をしている私も、「いろいろと手を出すのではなく、Marbleで学べることをとことん深掘りしてみよう」と思ったんです。具体的には、他のメンバーの課題や講師からのフィードバックにも目を通しています。
ありがたいことに、今すでに取材ライティングの仕事をしているので、講師のゆぴさんに教えてもらったことは、必ず次の日には実践してみることも意識しています。
「プラスαで何かを学ぶ」というよりは、「とにかくMarbleから全部学ぶぞ!」という意気込みでやっています(笑)。
記事の届け方を学び、チームの役に立てるライターに
ーーMarbleでの学びを通して叶えたい夢や、実現したいことを教えてください!
チカさん:
これはいろんなところで宣言しているんですけど…。人として、単に「がんばれ」と言うのではなく、「誰かの背中を押したり、さすったりできる人」になりたくて、それを仕事でも実現できたらいいなと思っています。
具体的には、ちゃんと誰かの力になれるように、「書いた記事をチェックしてくれる編集者さんの仕事」」「記事を届けるメディアのつくり方」など、記事に関わるありとあらゆるものを知りたい。
今はまだ、取材をして書くだけの点の仕事しかしていないので、まずはチームの役に立てるようなライターを目指したいです。そして、ゆくゆくは編集の仕事にも挑戦していきたいと思っています。
ーー「誰かの力になる」をゴールに、目標を決められているのですね。人に深く関わる仕事をされてきたチカさんらしくて、素敵です…!
チカさん:
口だけにならないように頑張ります(笑)!
・・・
誰かの力になるために、ライターとしてだけでなく、人としても成長する。
インタビューでは、そんな優しくも力強いチカさんの意志を感じました。
私たち3期生が受講中の『Marbleスクール』は、インタビュー・編集・広報などの「書く+α」のスキルを学ぶオンライン型キャリアスクールです。
「書く」の先にあるキャリアに悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
〈取材・文=福田成美(@ofukunaru)/編集=いしかわゆき(@milkprincess17)〉