パートと正社員の待遇の違いを説明するやり方
パート社員から、正社員との待遇の差について説明を求められたら、説明しなければいけないことになっています。
では、どうすれば良いでしょうか。
パートと正社員の待遇の違いを生む主な要因は、①「職務の内容」、②「人材活用の仕方」
(時間外や休日労働があるとか、配転や職種の変更があるかという話し)、この2つによります。
なので、「職務の内容」を比較評価する方法や、「人材活用の仕方」の違いが待遇に与える影響の度合いが判る方法があれば、説明できることになります。
①「職務の内容」についての説明
「職務の内容」を比較評価する方法に"要素別
点数法"があります。
これは、職務内容を構成要素(代替性、専門性
、困難度など8項目)ごとに点数化し、その大
きさを比較する手法。
パートと正社員の点数を比べ、同じだったら
同じ待遇に、違えば待遇も違うという説明に
なります。
②「人材活用の仕方」についての説明
「人材活用の仕方」による影響の度合いを見
るものに"活用係数"があります。
これは、人材活用の仕方の影響によりパート
の賃金は正社員の何%に調整するのが適正か
という話し。
この何%が活用係数で、業種ごとの統計デー
タがあり、この統計データの数字が待遇の違
いという説明になります。
以上、待遇差の説明のやり方ですが、諸手当と退職金については除きます。
ふく顧問 顧問として活動中
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