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バックギャモンやりてぇ

ギャモンフェスに参加して以来、ギャモンやりてぇという気が身体の中に充満してる。やりてぇ!

レベル低いから、ここでやってても意味ねーだろと思える「バックギャモンクエスト」というアプリをついつい開いてやってしまう。

将棋の羽生九段のお言葉。「子どもを将棋好きにするには、負けてあげるのが一番です」

それは大人だって同じで、勝てば気分がいい。俺は優勝したからね、そりゃ最高だわ。それが理由の1。

そしてもうひとつ。参加する前に望月さんが言ったこと。上級者と2時間くらいやってみたら爆発的に上手くなるはずだと。

これが本当にその通りだった。望月さんと横田さんというプロ2人と1ゲームずつ対戦したこと。そのあとの雑談。これがむちゃくちゃ大きかった。すげー強くなった感触がある。

バックギャモンというゲームは、初級者だと、目先の損を回避して駒を運ぶゲームと思ってる。それが中級になるに従って、自陣を構築するゲームであると認識が変わっていく。

しかし、それがそう簡単にはいかなくて、目先の損は大きい。それが後まで響く。損してでも自陣を構築しようという方針だと勝てねーんだよな。大きな損失は着実に回避しようという方針は本当に大事だ。なので初級から中級へのシフトチェンジはけっこう難しい。

そして上級はというと、これはまだ俺には語れないんだけど、とりあえずわかってきたことは、直線的に自陣を構築しようとしても無理だから、全体をバランス良く進めて自陣の構築を目指していくということなんだと思う。

大きな構想を描くのが重要なゲームではなく、ひとつひとつの差し手を正確に最善を尽くし、それを積み上げていくゲームだ。

俺が横田さんにした質問1。最序盤は、駒が5個重なってる箇所は機能として無駄なので、なるべく広く分散させて駒を働かせようという方針で合ってるか?

横田さんの回答。そう、それで合ってると。

俺の質問2。死駒(1まで行ってしまった3枚目)があるときは、そのときは優勢でも、結果として勝率がすごく低くなってしまう気がする。目先の損をしてでも死駒は出してはいけないという方針で合ってるか?

横田さんの回答。だいたい合ってる。

死駒が出るということは、それ以外の駒が1枚少なくなってる。その1枚の差がすごく大きい。サッカーでレッドカードをくらって1人退場となり、10人で11人相手に戦おうとしても、ほぼ勝てない。それと一緒だと。

ただし、AIにかけたら、死駒を出すのが最適という答えがごくたまに出るときがある。それは人間の固定観念の逆をいくから、それを選ぶのが難しい。

ここらへんのトークは俺の実力を飛躍的に上げてくれたわ。

さらに翌日、将棋の森内さんが日本選手権で優勝した勝因となった手↓

この画像はここ↓から。

これがすごい。こんな手が成立するのか。

目先の損をしないように駒を運ぶという大原則を完全に捨ててる手だ。バックギャモンとはどういうゲームなのかという認識が変わるわ。ギャモンは直線的でそこまで深みがないゲームであるという俺の認識を揺さぶってくる。

そんなこともあって、ギャモンやりたい欲求がふつふつと湧いてくる。

それでも、バックギャモンギャラクシーにはまだログインしてない。スマホなら楽だけど、PCでやるのは敷居が高ぇんだわ。そして英語の世界。ますます敷居が高い。

無駄な足踏みをしていて、まだバックギャモンクエストというアプリのまま。勝率は変わった。フェス参加の前より明らかに高くなったわ。

もう次のステージに行くべきなのに、もじもじして告白できない童貞君みたいな日々。

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