渋川銀行が勝者を決める
これは12/2に行われた天鳳名人戦第4節の話です。
最大の勝負所
天鳳名人戦で最大の勝負所を迎えた。
なぜ最大の勝負所なのか? それは渋川と当たるからだ。
その秘密は天鳳名人戦データサイトにある。
ね、これを見るとわかるように、渋川は累積マイナス1400ptを叩き出している。こんな数字は見たことない(;^ω^)
いくらptがインフレを起こしてる天鳳名人戦でも1000超えは前人未到の大記録だ。しかも恐ろしいことに、今期も出場して当然のように負けてるから、このマイナスはいまだ増加中なのである。
6期の結果を見てほしい。
優勝が俺で、最下位が渋川だ。そして俺の優勝ptより渋川のマイナスの方が大きい。とてつもない数字だ。
俺が優勝したといっても、俺が強かったわけではなく、渋川が弱すぎた。俺は渋川からptをもらっただけで、真の優勝者は渋川だと言っても過言ではない。
つまり、渋川がptをばらまいて、そのおこぼれをいっぱいもらった者が勝つ。それが天鳳名人戦のシステムなのだ。
ここまで説明したら、なぜ今期が勝負所なのかわかったと思う。その渋川と当たるのだ。今回いかに渋川口座に預けてあるptをおろしてくるか、そこに俺の今期はかかってるのである。
こういうのワクワクしてくるよね。いつもはチャラなら勝ちと思ってる俺だが、今日に限ってはプラス100いかなかったら負けだ。こういう勝つこと前提なのって楽しいわ。
1回戦、まずは順調なスタート
東1局、配牌からして違う↓
赤もドラもないとはいえ、1巡目にして2メンツ。これが渋川効果だわ。
5巡目にして早々とテンパイ↓
俺にしては珍しい取りダマ。
すると、次巡3メンチャンに変わってリーチ↓
そして一発ツモ↓
いつも苦労してるのが嘘みたいだわ。渋川が同卓してると、こういう進行がデフォとなる。
裏なしの1300・2600。あとは、いかに手を高くするかは自分の腕だ。
渋川はこうやって乗りこなせ
東2局、親番、配牌↓
ほーらね、赤もドラもあって、さっそく高くなってきた。
しかし、異変が起きた↓
上家の渋川が早々と2フーロ。これは赤とドラがいっぱいあるときの特徴だ。目の色が変わって脱兎になる。
この局は、死に馬キックじゃない、死に渋川キックをくらった者は負けるという神様のいたずらだ。こういうトラップに引っかかるようじゃ、渋川から甘い汁は吸えない。
この局の結果はというと↓
対面の天才マークツーがドラカンチャンでリーチをかけ、下家のダブル天鳳位おかもとが渋川にマンガンの振り込み。
甘ぇなー。君たちは麻雀は強いかもしれないけど、渋川号のコントロールがなってないわ。渋川は争う相手じゃない。乗りこなす乗り物だ。
マークツーの鳴きは信用できん
失敗したのは東4局1本場だった。ここ↓
対面の親・マークツーの役は發しか残ってない。345三色で赤5pは切らないし、789三色はない。マンズ一通もない。發しかないんだわ。
怖いのは赤5pを切ってることなんだよね。単なるブラフor早すぎる形テンだったら、赤5pは切らない。何かしらの本気があるから赤5pを切ってる。
とはいえ、上家の渋川の待ちも25sしか見当たらないんだよな。これは90%くらい当たるだろ。俺の目から25sは7枚見えてるから、これが入り目になってる可能性は非常に低い。
迷った結果、マークツーを無視する發切り。テンパイからオリてはいかん。麻雀はゴリ押しだ。
これが無事通過。マークツーの手はなんなんだ?
次巡、持ってきた4mで下家のおかもとに3900点を振り込み↓
くー、失敗したわ(´;ω;`)ウッ…
上家の渋川はなんとノーテン・・・というより、やつも發をつかんでオリてたわ。それしかねーもんな。
マークツーの鳴きはいったい何だったんだ?と、9mチーの時点まで巻き戻してみると↓
いちおう789三色の形はあるけど、こんなのスピード的にアガれるわけねーし、打点的に怖くもねーから、すぐオリに回ることは確実。つまり、余計な鳴きを見せておくことで、誰か1人でもオリてくれたりミスってくれたらラッキーって鳴きだわ。
マークツーがフーロ守備型と言われるのは、こういう鳴きが多いからなんだよな。ほんと信用できねー。
つーか、この局は俺自身の進行が7sチーの時点からイマイチだったわ。
ギリギリの白兵戦に
南2局、親番、4巡目テンパイ。もらった↓
今回のメンツに雑押しするやつっていないんだよね。就活生とか松ヶ瀬はけっこう雑押しするけど、今日のメンツは神経質にオリる。なので早い親リーはほぼ一人旅になる。当然の即リーだ。
異変があったのは12巡目↓
俺のツモ切り牌の赤5mがチーされ、4mを押された。
そして次巡に持ってきた7pで3900点の振り込み↓
うーん、つかんな。俺の3mは山に2枚も眠ってるじゃねーか。
これでラス目に堕ちた。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?