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明日、ダンスの舞台に立つ

今、俺がやってる足技ダンスのレジェンドが来日してて、毎日ワークショップ(単発講習会)やチーム練習を受けてる。

レジェンドはこの人↓

もちろん俺にはこんな超スピードは無理で、俺がやると一番いいときでこんな感じだ↓

チーム練習はイベントに出るためのものだ。明日舞台に立つ。これ↓

DANCE HOLIC ZeppTour2024というイベント。だいぶメジャーなものらしい。他の参加チームのことはわからんけど、トリのチームを率いるリエハタさんはDリーグ初代優勝チームのディレクターだから、プロの中でも腕利きだ。

今回のイベントは俺みたいなレベルの人は他にあまりいないんじゃないか。ふつうアマチュアが舞台に立つというとスクールの発表会が多いけど、今回のやつはそれとは違ってプロの舞台だ。じゃあ俺がプロ級の実力の持ち主なのかといったら、もちろんそんなことはなくて、レジェンドとプロが主役のステージにちょい役の弟子軍団として出る。

我がチームは総勢16名で、こんなふうに分かれてる。

先生+レジェンド 2人
プロチーム 3人
若者チーム 3人
子どもチーム 5人
おっさんチーム 3人

年齢やスキルがバラバラなのは、この足技ダンスがマイナージャンルだからだと思う。ヒップホップやジャズなどメジャーなジャンルでは、こういうチームってあまりない。こういう家族みたいな感じも悪くねーわ。マイナージャンルをやってることはむしろ誇らしい。

先生は俺がいつもレッスンを受けてる人。レッスンと舞台によりダンスで食ってる。レジェンドはその師匠。

プロチームは、ダンスを職業にはしてないけど、チームを作ってて、いろんな場に出てる。食ってはないけど、単なるアマチュアとも言えない。

若者チームは20歳くらいの人たち。上手い。人数とスキルの関係で小5の男の子1人もここに入った。他にも小学生が何人もいる中で、この子だけ圧倒的に上手い。

子どもチームはみんな小5かな。年齢的に始めてからそんなに年数経ってないんじゃないかと思うけど、かなり上手い。

子どもってすごいね。何度か同じチームになることで、生き物としてまるで性能が違うことを思い知らされた。何年もやってる俺より、始めて1ヵ月の子どものほうが上手かったりするんだよ。

おっさんチームは40代が2人と59歳の俺。1人は始めてまだ1年経ってないけど、俺ともう1人は4年くらいやってる。でもね、動きを見るとおっさんチームが圧倒的にもさっとしてる。キレがない。

これは肉体的な性能の差なのか、やってる量によるものか? 両方あるんだと思う。実力差はいかんともしがたい。

量の問題も大きくて、若ければ若いほど、楽しいとなったら遊びとしてどんどんやり上達していく。大人は習い事の枠をなかなか超えられない。週に1回レッスンを受けに行ってその場でやるだけじゃ、上手くならねーんだよな。

ふつう、おっさんが身体を動かす趣味っていうと、ゴルフやマラソンが多い。同世代で固まる。俺はおっさんのグループに入るより、若者の中に入って、お豆としてやってるほうが楽しいけどなあ。下手だからって馬鹿にされたみたいな経験は一度もないわ。みんなめちゃくちゃやさしい。

本番では、ダンスって必死感が出ちゃ台無しなんだよな。軽々とやってる雰囲気じゃないと見てて楽しくない。それも、おっさんチームに難しいことを要求しない理由なんだと思う。背伸びしても意味ないんだよ。

雰囲気を良くするには自分が楽しむことが一番だ。楽しげなダンスは観客も楽しい気分にさせる。なので極力ナルシー気分になって、俺きてるぜ!って思うことだわ。

あと、足技ダンスだから足元を見がちだ。舞台上では斜め上を見てるくらいじゃないと、客席からは下を向いてるように見えちゃうんだよね。なので2階席を見ながら踊るくらいの意識でやらねーと。

本番は明日なんだけど、どうなんだろう、緊張するんだろうか? スクールの発表会はけっこう経験あるけど、こういうプロの場って出たことない。2階席まである箱のでかさだし、周囲のレベルも違う。俺は麻雀の放送対局にいっぱい出てるから人前に出る耐性あるつもりだけど、ダンスでは一介の素人なので、その場でどう感じるかやってみないとわかんねーな。

先生もレジェンドもめちゃくちゃやさしい。もし失敗したとしても、それで怒られそうな感じはない。以前、レジェンドのレッスンをズームで受けたことあって、1人ずつ順にやっていくとき、俺だけ途中で詰まってしまいできなかったのね。そのときレジェンドは「ネクストタイム」(次回がんばればいいさ)と言ってくれた。

なので、チームの一員としてできるだけいいパフォーマンスしたい気持ちはあるけど、もし失敗したら…という恐れはないな。明日の本番が楽しみだわ。

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