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父の遺言状
父に呼ばれ、入居してる埼玉県の施設に行ってきた。
父は94歳。歩くのに歩行器が必須だし、耳はあまり聞こえない。でも頭はぼけてない。とくに感情的でもない。
2回ほど歩けなくなった時期もあったけど、回復した。すごい体力だよな。俺の身体が頑健なのも父譲りだと納得いく。
話があると言われ呼ばれた。前回は、そんなに嫌わないでたまには来てくれと言われた。いやいや、嫌ってはないけどさ。でもまぁ、話の中身には興味ないのは確かだわ。一般的に親は子どもに興味あるけど、子どもは親に興味ないよな。俺の娘も俺には全然興味ないわ。
父の話には何も期待してないけど、誠の女から、歳を取ると「あと何回会えるんだろう?」って考えちゃうんだよと言われ、なるほど、それならもうちょい行かないとかわいそうだなと思った。
さて行って話を聞いてみたら、内容は相続と葬式のことだった。毎回このテーマなんだわ。テーマだけじゃなく内容もまったく変わらない。
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