押し引き本2刷に
鉄人社から小包が届いた。
うげげげげ。ネマタ本のゲラが届いたか。やべー!と思いつつ開けたら、こんな↓
むむ? これはゲラじゃねーな。
押し引き本が増刷になったから、その見本か。そういえばそんな話を聞いてたわ。
ふつう増刷ってめでたいもんだけど、これはそうでもないのだった。
というのはね、この本は実売印税なんだわ。初版の一定部数(たぶん半分)以上売れたとき、1冊あたり9%だったかな、印税が支払われる。1年だったか半年ごとに区切って。
この本は850円+税なので、1冊あたり俺に入るのは84円(税込)かな。部数が9000部と多く、文庫で価格が安いため、1冊あたりの取り分も少ない。おそろしくちんまい商売だよな。
初版がなくなって増刷されたならめでたいのでは? そう思うじゃん?
それがそうでもなくて、会社のミスによって、倉庫にあった2000部くらい(数字は忘れた)を断裁してしまったという。
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