理系に強い女子校の特徴
中学受験系のこんな質問がきました↓
福地先生
豊島岡の理系大学進学率が高いのは
校風や指導方針みたいなのが関係していそうでしょうか?
逆に女子学院は上位校にしては文系比率が高め。
女子学院は、入試科目の配点が4科目均等という珍しい学校。
最初から算数があまり得意でない子が集まりやすい傾向があるのかな?
お時間のあるときに軽くお返事いただけると嬉しいです。
※豊島岡、女子学院はどちらも東京都にある中高一貫女子校。どっちも東大に20人とか入るレベル。
コロッケにするほど一般性のある話か疑問ですけど、コロッケ欠乏の折なので、これも揚げさせていただきます。
ただし、この件については一介の素人であり、最近の情勢に詳しいわけでもないので、過去に父親だったオッサンのたわごとです。
私立女子中高って、この3つのパターンにだいたい分かれます。
①キリスト教系
②旧良妻賢母系
③旧実学系
女子校って新たに作ることないから、伝統ある学校がほとんど。伝統ある学校 → 昔は女性に特化した教育の必要性があった → ①②③のどれか、という図式が成り立ちます。
良妻賢母教育って今は存在してなくて、昔はそういうのがあったけど、今はみな進学校化してます。女子大付属はだいたいが②旧良妻賢母系です。
③旧実学系というのは、手に職を系です。具体的には、教員養成系、看護師、栄養士など資格を目指す系です。高校では少なくて、女子大ではいっぱいあります。
さて、ようやく本題に入ります。理系に強い女子校って③旧実学系ばっかなんですよ。
昔は洋裁学校だった豊島岡。桜蔭も元は職業訓練を主とした実務学校でした。
そういう学校は理系教育の伝統があるのか? いや、そういう話でもないですね。
①と②には、理系重視を妨げる遺伝子が学校にあるんですよね。
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