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ケイコさんに一緒の部屋に泊まろうと主張したら

昨日の↓に対して、


サポートと同時に「続編をお願いします」というリクエストがきた。い、いや、続編といっても、続きってないんだけど・・・、要するに同じテーマでもっと書け!ということ? 同じテーマとはエロ系?

この方は、10年くらい前に会ったきりで、麻雀が強くて真面目そうなリーマンという印象だったけど、10年も会ってないと今はエロおやじに変貌してるのか? いや、最初から俺の目が節穴で、麻雀バカに見せておいて、頭の中はエロい妄想でいっぱいだったのか?

などという疑問がわくけど、まあどうでもよろしいな。エロ話が好きなのは、少子化日本にあっては美徳だ。

「しょぼ中」は83人しか購読してないので、会員制コミュニティみたいなもの。リクエストを受け付ける。

かつてのブログでは、続編を書くと予告してても、催促されるとなぜか書きたくなくなる奇病のせいで、「続く」のまま終わった記事がいくつもあった。今もその奇病が治ったとはいえないんだけど、83人の購読者が82人になってしまうと淋しいので、リクエストに応えていきたい。

といっても、「エロ系の話を書いてくれ」「エロ系の話はやめてくれ」という矛盾するリクエストがきたときは、どうすればいいんだ? これは杞憂じゃなくて、実際、読者の中には「女絡みのネタはやめい」と圧力をかけてくる牡丹タソみたいな人もいる。

矛盾する2つの説があったとき、その矛盾を乗り越えて上の段階に達し、矛盾を解消することをアウフヘーベンと呼ぶ・・・という高校時代の倫社に教科書に書いてあった知識でごまかして、本題に入ろう。

今回もバックパッカー時代のことで、Aさんが登場する。

そのとき、青春のグループラインに出てくるAさん、Bさんとギリシャのアテネの安宿に滞在してた。

バックパッカーって超何もしない人たちなんだよね。

一般に、引きこもりって怠惰に思われてると思うけど、ゲームしたりアニメを観たり忙しくしている。じつは働き者ですよ。それに比べてバックパッカーって、ゲームもせずアニメも観ず、本当に何もしないで日々を過ごしてるんだわ。

「今日は〇〇博物館に行ってきた」などと、2時間くらいどっかを観光してきただけで、その日は一大労働を遂行したみたいなことを言う。それくらい怠惰な存在だ。

その時期は、俺、Aさん、Bさんは何もしない日々を過ごしていた。アテネには2週間くらいいたんじゃないかな。それだけいて、アテネでは最大の観光スポットであるアクロポリスにも行ってない。

そのとき、同じ宿に日本人が何人もいて、その中の一人にケイコさんという人がいた。

29歳だったかな。かわいい感じの人。すごく小柄。いつもジーパン&ジージャンという服装だった。外国を旅行しやすいタイプの仕事だと聞いたけど、どんな仕事だったかは忘れた。

その人を好きになってしまった。それから1ヵ月も経たないうちにエジプトでカズミさんに夜這いしたんだけど、その前はケイコさんを好きだった。節操ねーよ!って見えるかもしれないけど、まあそんなもんだ。

ケイコさんは普通に働いてる人だから、俺たちみたいにうだうだしてなくて、観光に行くんだよね。アテネからバスで5時間のなんとかって神殿を一泊で見に行くという。

他に行こうとしてる人はいないようで、これ幸いと俺は一緒に行くと名乗り出た。アテネの安宿からすぐ行けるパルテノン神殿には行かず、その数分の1の規模の神殿を、わざわざ片道5時間かけて見にいくのだ。すべてはケイコさんのためだった。俺の神殿はパルテノンじゃなく、ケイコさんなのだ。

出発前、Aさんに相談した。どうすればうまくいくのか。そのときAさんが言った言葉は「女はスケベだぞ」だった。

そっかー、スケベなのかー。そうだとすると、ますます駄目な気がするけど、まあいいや。とりあえず成り行きでがんばろう。

欧米の若いやつは、カップルじゃなくても、すぐカップルみたいに1つの部屋に泊まったりする。ホテルもツインが基本になってて、一人部屋ってなかったりする。

同じ部屋に泊まれるかが最大の勝負所だ。そこが今回の関ケ原。そう思って出発した。

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