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マルコラブ
Marco Virgili(マルコ・ヴィルジーリ)というダンスの先生がいる。イタリア人。
俺が行ってるダンススクールでは、外国人が順番でやってきてはレッスンする。もちろん単なる外国人じゃなくて、ミュージカルの本場ブロードウエイで振付を作ってる現役振付師とか、何かしらすごい人ばかり。その1人がマルコだ。
マルコはすごい経歴はないみたいだけど、作る振付けが普通の日本人とは違うし踊りも上手い。やはり、わざわざ来てる外国人というだけの説得力がある。
これがマルコ↓
んで俺はマルコ信者なんだわ。
レッスンに来る外国人は6~7人いて、順番に半年サイクルくらいで来るんだけど、俺が受けにいくのは2人だけ。その1人がマルコなんだな。
ジャズダンスは大きく2つに分かれる。リリカルジャズとシアタージャズだ。リリカル(抒情的な)ジャズとはロマンチックな感じ。シアタージャズとは劇団四季とか宝塚の舞台でやるようなやつ。
そのスクールは、現役ダンサーやプロ志望者もいるからシアター系が人気あるけど、俺はそういう舞台は全然観ないし、リリカル系が好きなんだよな。そういうのをやりたいから絶望的なまでの身体の固さを無視してジャズダンスやってるわけで。
んでマルコはリリカル一筋。
たぶんというか間違いなくゲイだと思う。男性ダンサーはゲイがめちゃくちゃ多く、ゲイのほうが芸術的感受性を感じさせることが多い。マルコにゲイなの?って聞いたことないけどね。
そのマルコが今来日しており2/13(木)~3/5(水)でレッスンしてる。
その期間は毎日彼のレッスンに行こうと思ってた。信者なので。
毎回レッスン受けてる人は数人しかいない中で男性は俺だけ。男性更衣室で毎回2人だけになる。いつも、ほんの一言二言だけ話する。だからマルコも俺のことを覚えてる。シャイだから、再会してすぐそう言うのではなく、二回目のときに「I remenber you」と言ってた。
行こうと思いながらも、最近はダンスのモチベが以前より低い。仕事と麻雀に意識が行ってる度合いが上がってる。
仕事があったりとか、なんのかんの理由をつけて、マルコ来日以来なかなか行かなかった。
欧米人は盛り上げるのが上手いし、できるできないとか意識させずに楽しませようとする。だからできなくても大丈夫なはずだけど、とうてい不可能な技とか出てきたりするし、強いメンタルないと行けねーんだよな。中年の友だちでこういうのに行こうなんて俺だけ。みんな難しいのは嫌がる。切れ切れねーちゃんが多く、プロとかいたりする世界だからな。
ようやく今日、行ってきた。10日ほど無駄にしてしまった。マルコは俺の顔を見るや「ウエルカム」と言ってくれた。更衣室では「今日か明日また来るね」だけ言った。
今日の振付は今までで一番やさしかった。難しい技がなかったし、長さも40秒しかなかった。いつもは60秒くらいある。60秒分の振付をその場で覚えるのはきつい。
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