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なぜ馬場史観一色になったのか?
いやー、昨日のこれ↓は、
この動画↓の通りで失敗したわ。
福地はこの記事をアップしたものの秒で自省の念に駆られたそうなので、本人の弁をみなさまに動画でお届けします🤲 https://t.co/hQxGzUxsPm pic.twitter.com/NOtj9wdx1Z
— 福地誠の女 (@makotonoonna) August 27, 2021
老人のうんちくになってた。
総論は賛成だけど、各論にちまちまケチつけるって、ほんと老人じゃねーか。総論に必要ない各論の話などいらんて。
じゃあ、どうすれば良かったのか?
記事のタイトルを「馬場史観を斬る」にして、その話だけにすれば良かった。麻雀プロが囲碁将棋を目指したがる話はなし。
それだったら全然おかしくない。今まで誰も言ってない話だし、馬場史観という指摘も本邦初なので、それなら非常に良かった。
そうなると、こういう感想↓は出ないことになる。
御本人も動画で言ってたように、ただのうんちくだった。
— トップでナマズ釣り🀄点5で全ツおじさん (@TopDeCatfish) August 27, 2021
感想は「結論は何?」って感じ。
面白いけどね
麻雀プロ史観は正しいか?|福地誠 前天鳳名人位 @fukuchinko #note https://t.co/GJ2r4td9QV
史観に興味ない人は最初から読まないし。
では、なぜそうしなかったのか?
黒木さんが書いたことにケチつけるだけってやりにくいじゃん。相手がzeRoさんなら気にせずやってたけど、黒木さんにケチだけつけるって、プロ連盟を出禁になりそうだ(==)ウム
とはいえ、すでにプロ連盟を出禁(共演NG)なんだよな。これより堕ちようがない。
じゃあ何を恐れてたんだ?って話になっちゃうけど、これが負け犬根性ってやつですわ。誰にも忖度せず好き勝手なことを書いてるように見えて、じつはけっこうビクビクしてるのだ。
というわけで共演NGを解除してください。
さて、このコメント↓の通り、
資料が少ないというのは本当にその通りで、自分のように当時生まれてすらなかった人間が興味をもって調べようとしてもなかなか難しいので、福地先生や黒木プロのノートはとても面白いです。自分では、岡田氏の麻雀盛衰記くらいしかたどりつけなかった… https://t.co/XrL7MvhpTb
— 徒然麻雀bar日記 (@bar04775020) August 27, 2021
昔のことを知るための資料って本当になくて、馬場史観をくつがえすのって一個人にとっては非常に難しい。
俺自身にしても、最初のうちは馬場史観に疑いを持つことはまったくなかった。というか、麻雀の歴史について関心なかったし、何も知らなかった。
20年くらい前に、麻雀の歴史をテーマにコラムの連載をしてくれって依頼があったとき、嫌だったけど、どうしてもやれと言われ、仕事なので勉強せざるをえなくて、いろいろ調べた。
もう亡くなった浅見了さんという方にいろいろ教わり、いくつか文献を読んだりして、日本の麻雀の歴史について少しずつわかってきた。
だいぶわかってきてから気づいたんだけど、昔のことに興味ある人の関心って光輝く時代に集中する。日本麻雀史でいうと、①菊池寛が日本麻雀連盟の総裁になった時代、そして②阿佐田哲也が活躍してた時代、その2つが輝いてた時代なんだよね。基本その2つの時代のことばっか書かれており、他の時代は薄い。
もうちょい詳しく戦後のことでいうと、(a)戦後の混乱期、(b)報知ルールによるリーチの制定、(c)阿佐田哲也の活躍、という3つがトピックで、それ以外の時期に関しては空白期間みたいな扱いなんだよね。
俺が指摘した馬場史観の歪みというのは、(b)と(c)の間には何もなかった的な扱いだということになるけど、そこはサラッと流されてしまう。
日本麻雀連盟、日本麻雀道連盟、牌棋院の名前はかならず出てくる。その時代には日本の麻雀を完全にリードしてたからね。ただし、その中身はどんな感じだったのかって、どこにも文字化されてない。
なぜなのか?
日本麻雀連盟の理事長を長らく務めた手塚晴雄さんという方が『南は北か 日本麻雀連盟雑史』という本を自費出版で出してる。
1989年刊行だから、古いっちゃ古いし、内容の割にはそこまで古くないとも言える。平成だから。
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