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専門家病

貧乳プロからの質問↓のうち、

①noteをはじめたきっかけはなんですか
②書くときに気をつけてることはなんですか
③1記事の最高売上はおいくらですか
その記事はどれですか
④noteとその他の媒体、気をつけてることは違いますか
⑤人に読まれる記事はどんな記事ですか
⑥読みにくい記事はどんな記事ですか
⑦noteの良い点、悪い点はなんですか
⑧私のnoteにアドバイスいただけませんか
(忖度なくビシッと苦言お願いします!)

この2つ↓に対しては、

⑤人に読まれる記事はどんな記事ですか
⑥読みにくい記事はどんな記事ですか

漠然とした質問だよな。
何を聞きたいのかよくわかんねーぞ。
一般論はあまり意味なくねーか。
noteアクセスランキング(ないけど)の上位に行きたいの?
そんなの関係なくね?

とスルー気味の返事をしてしまった。
これはあまりいい返答じゃなかった。というか、意図がよくわからなくて、ただ感じ悪いだけだった。

もっと正確に言うなら、

他の質問は俺、貧乳、note社のどれかが主語だけど、これだけ一般論になってる。
30点レベルの人、50点レベルの人、70点レベルの人に対して、それぞれアドバイスするとしたら違った内容になるわけで、全員に一括で言えることなんてねーよ。

となる。

すげー面倒な返答だよな。ゼロさんみたいに具体的なことを言ったほうがわかりやすくて感じいい。

こういうのって専門家病だわ。専門家ってめちゃくちゃ詳しくなった結果、簡単に返事できなくなる。場合分けやら定義やらが複雑になって、何を言ってるのかわからなくなりやすい。

数学の人が書いた数学の本はわかりにくいけど、物理の人が数学の本を書くとわかりやすい。それと同じだ。

だからね、サービス精神旺盛にふるまうなら、こういうあいまいな質問がきたときには、比較的包括的な返事を上手くするように意識するんだろう。

これが仕事のインタビューだったらそうしたと思うんだけど、貧乳に対してそこまでサービスしなかったのは俺の老化なんかね。どうなんだろう。

実際、レベル差がありすぎると、素直な返事がかみ合わなくなる。

たとえば俺の経験では、とある麻雀プロから「団体HPに観戦記を書くのって大変、あれだけの分量の文章を書くというだけでも」と言われたとき、俺の返事は「読む意味ないことを書いても後で全部削ることになっちゃうから、いっぱい書くのは大変だよね」だった。ドン引きされたわ。

専門家はそればっかやってきた人だからしょうがない。そういう世界になってしまう。

これはあまりいい傾向じゃない。学問をやってるわけじゃねーから、方法論にやたら詳しくなるのがいいわけじゃない。

ときどきスリム化して自分を意識的に素人化しないと、長くは続けられないんじゃないかと思う。ライターなんてものは。

俺がライターとして耐久期間が長くなってるのは、意識的無意識両面で、自分を何度も素人化してきたからじゃないか。ライターごときで専門家ぶるのって滑稽だしな。

たぶん貧乳はなんとも思ってねーだろうけど、自分では、これは老化なんかな、やべーな、と思ってしまう事案だったわ。ライターごときでワシは専門家なんじゃ( ー`дー´)キリッというのは、もっと100倍専門的な仕事をしてる方々に申し訳が立たないって。

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