自分的に一番だった将棋の本
俺が将棋にハマってたのは中学のとき。中3で麻雀を覚えてからは麻雀の人になってしまったので、それまでの時期ですな。
将棋の本をけっこう読んだ。自分で買ったり、図書館から借りてきたりして。将棋の技術書ですな。
それ以降の時期はエッセイとかノンフィクション的なやつはいっぱい読んでるけど、技術書はあまり読んでない。
中学生のときに読んだ何十冊かのうちで、一番記憶に残ってる本は何かというと、鮮やかに記憶に残ってるやつがあるんだわ。当時の自分にとってはダントツの1冊だった。
著者は将棋の棋士で、当時もそれ以降もそんなに本を書いてない人だった。その本も将棋ファンの間で、さほど評価が高い感じではなかった。中学生だった自分の感覚なので、まぁなんとなくだけどね。
それは勝浦修八段(当時)の「歩兵の妙手」という本だった。
見た目からして将棋の王道の本って感じではない。
当時は、ワニブックスとかKKベストセラーズなどうさん臭い系の出版社から、新書サイズで将棋や麻雀の本が出てた。共通してたのは、いかがわしい雰囲気の表紙やタイトルだったこと。王道の勝ちを目指すよりハメ手で勝つみたいなコンセプトが多かった。たとえばこんな感じ↓
この本も、そんなコンセプトで出版社は計画して勝浦さんに依頼したんだろう。そんな雰囲気だったけど、中身はまっとうだった。
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