本の帯に業務連絡を入れる案が浮上した

押し引き本の文庫化を進めてる。

発売は1月ではなく3月発売となった。

延びたのは俺のせいじゃない(断言)。この出版社(鉄人社)では奇数月に文庫を2冊同時に発売することになっていて、2冊一緒に印刷することでコストを削減できる。1月はセットにするもう1冊が間に合わないんだって。

価格は700~800円。

部数は7000~9000部かな。

鉄人社の文庫はコンビニルートもあって、書店、コンビニの2販路になる(ネットも含めると3販路だな)。

コンビニは、客が手に取ることが多く、帯がすぐ破れてしまう。なので、コンビニ版には帯を付けず、最初から帯が付いてる風のデザインの表紙にしてしまう。そういうのたまにあるよね。

ただし、それだと安っぽくなるので、書店で売る方には通常の表紙に帯を付けるという。

表紙デザイン案はまだだけど、旧版のままでもいいんじゃないかね。判型が変わるから、同じデザインにする前提で新たに作る必要あるんだけど。

そんな話をコメダ珈琲店でしつつ、帯はどうするかの話になった。

以前の帯では、この部分↓は気に入ってない。このコピーは意味ないんじゃないかと思う。

帯ネーム1

この部分↓は気に入ってる。

帯ネーム2

このコピーをそのまま使い、もっとシンプルにしちゃっていいんじゃないか。

てなことを言ったら、なぜか

書店員の皆様へ
本書は麻雀本です。麻雀コーナーにお置きください。

と入れるのはどうかって案が出てきた。

なんだそりゃw 帯に業務連絡が入ってるって、そんなん見たことも聞いたこともねーぞ(≧▽≦)

本のタイトルで一番大事なことって、本屋の店員に何の本かわかることなのね。たとえばこれ↓

表紙過去

牌効率というよくわからない専門用語のタイトルになっており、ドリルという語がついてるので、間違って学習教材系の方などに行ってしまうと困る(学年等も入ってないから学習教材系としても置き場が不明瞭すぎるとは思うけど)。

麻雀という語を題名か副題にかならずいれるし、全面に麻雀牌を散らばせてあるのもそんな理由。パートのおばちゃんにも、これは何に関する本なのか?って一目でわかるのは一番大事なことなので。

この本↓のとき、ゲームの攻略本風にしたいというのは俺の意見だった。

天鳳本

そして、ゲームの攻略本の棚に置かれないためにはどうすればいいかって話し合いをした結果、麻雀の語が赤くなった。それでも本屋でゲームの攻略本の棚にあったという声を複数聞いた。そういうのって起きるんだわ。

文庫だと、文庫の棚に入れるケースが圧倒的に多いので、文庫の棚じゃないよって強くアピールしないと。

麻雀コーナーより文庫コーナーで売ってみるという戦術もあるけど、文庫の棚でも新潮とか角川など一流のエリアじゃなく、末端の方になるので、やはり麻雀コーナーに置いてもらうのが通常の戦術になると思う。

この件をツイッターでつぶやいたら、反響は予想以上に大きかった。業界内の人からの反応も↓

そのときは帯の下段に小さく入れれば大丈夫じゃないかって話だった。ここ↓に。

帯1

でもさ、あとになってから考えを変えた。

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