高田まさひろは麻雀業界の織田信長か?
史上初の三麻競技団体
もしかすると今われわれは、10年後、20年後から見たときに、麻雀業界の革命児の誕生に立ち合っているんじゃないか。
そんなふうに思ってしまう存在がいます。高田まさひろさんという人です。彼の人となりは後で紹介することにして、まずは彼の今最大の業績から紹介していこうと思います。
ザンリーグ(三人麻雀競技団体)をごぞんじでしょうか? 三人麻雀って今まで競技麻雀はありませんでした。それを作ってみようとやってみたシロモノです。ちなみにザン(ThANM)とは、Three Agent Neoteric Mahjonggの略です。よくこんな難しい単語を見つけてきましたよね。
ユーチューブやツイッターで呼びかけてスタートしたのが今年2月。あっさり人が集まって団体が立ち上がったことにまずビックリしました。
スタート時は東京と大阪開催でした。それがその後も拡大していき、5カ月後の今は、仙台、群馬、名古屋、京都、広島、福岡でも開催されており、計8会場になっています。
当初はAとBの2リーグだけだったのが、今はA1、A2、B、Cリーグの4リーグになっています。さらにネット麻雀・雀魂でもリーグ戦が始まりました。
すごくないですか。この拡大ぶりは。今は会員数200人強。三麻の競技という形に共鳴する人が多かったんでしょう。
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ザンの魅力は主に以下の2つじゃないかと思います。①今までなかった三麻の競技麻雀であること、②Aリーグの対局は動画になりユーチューブで流されること。
動画がちゃんとしてるんですよ。麻雀動画の撮影は、ツモったり切ったりするたびに手牌をスピーディに映し替えていくし、長考しているときは顔を抜くし、素人にはできません。なのでお金がかかります。編集も手が込んでいて、CM的なお遊び動画が挿入されたりします。お金か手間がかかってます。
厳密な競技をやろうという雰囲気ではなく、エンタメになっています。入場シーンでは各自が持ちポイントぶんのチップを持って卓に入り、勝ち負けはチップで払います。払えなくなった人は敗退となります。わかりやすいんですよね。ルールも白ポッチがあったりしてエンタメ的です。
ザンの拡大は止まりません。「ザン紅トーナメント」という女性だけのバージョンもやっています。
そして8月からスポンサーを集めてのザン企業リーグというのが始まります。これはスポンサー企業5社が集まってのチーム戦です。各社が3人ずつのチームを持ち、ユニフォームまで作ります。Mリーグのユニフォームを作っている会社で作るという徹底ぶり。ビジネスとしてステージが上がってます。すごくないですか?
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