見出し画像

麻雀は奥が深いゲームなのか?

数日前、チェス界でAIによる不正疑惑事件があった。世界チャンプが強豪との対戦を拒否し、開始すぐ試合を棄権した。

チャンプは、彼は不正をしてる、あんな手は不正してないとありえない、彼とは絶対に対戦しないと談話を発表している(これ↓、deeplで読んでみたけど、それほどの内容はない)。


強豪が疑惑を持たれてる不正とはAIの対局時の利用だ。トイレに行って、隠しといたスマホで調べるというのは常套手段らしい。

今回は肛門にバイブレーターを入れ、そこに遠隔で電波を送って手を教えてもらっていたという疑惑が出ている。

強豪は不正を否定しており、実際のところどうなのか真相は判明してない。

強豪はまだ19歳なんだよな。過去に不正が発覚したことあるんだけど、それは彼が12歳のとき。その年齢を大人と同じ基準で扱えるんか?という疑問もわく。

賞金が1億円以上にもなると、そりゃ身体を張って不正しうる額だわ。

他のゲームはこれくらいAIに揺さぶられている。どのゲームもAIを使いさえすれば確実に世界チャンプになれてしまう世界になっている。

囲碁将棋は、興行を成立させることが棋士という職業の存立基盤だから、その基盤を崩してしまう不正にはそう簡単には手を出せない。しかし、たいがいのゲームはオープン参加で、誰でも世界チャンプになれるのが普通。となると性善説システムは成立しない。

日本チェス連盟代表理事は、スポーツにおけるドーピングと一緒で、不正する側と防ぐ側のいたちごっこになってるという。

麻雀と似たゲームであるポーカーやバックギャモンもそうだよ。AIをこっそり使えたら誰でも世界チャンピオンになれてしまう。それくらいAIは強い。

最近、バックギャモンに詳しくなるに従って、AIは完全に神様じゃねーかという存在感に驚くばかり。上級者も中級者も、すべてAIを中心に動いてる世界だ。

麻雀はそんな空気感まったくないよな。AIの信頼性はそこまで高くなくて、持ち点状況に応じた打ち回しは苦手分野だというし、またAIを使って勉強するというのも一部の人にすぎない。

これって麻雀のゲーム性を考えると驚くべきことだ。だってポーカーやバックギャモンと似たゲームじゃねーか。なぜ麻雀はAIに征服されないのか?

麻雀ではAIによる新戦術も出てきてない。お知らせ本で、suphxは1枚切れ役牌を残してション牌役牌を切るというのが注目され、これこそAI発の新戦術か?と当初は思われたけど、その後のお知らせ本で否定された。バージョンアップされたsuphxでは必ずしもそうではないと。

将棋における3駒関係とかエルモ囲いみたいな新戦術は出てきてない。

麻雀はなぜAIがそこまで強くなってないのか?

今までは、牌譜がデータ化されてる量と種類が少ないからだ説を採っていた。牌譜データがもっといっぱい公開されたら瞬殺されちまうよと。

ここから先は

1,514字 / 2画像
この記事のみ ¥ 141

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?