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押し引き本のウザクさんレビューを読んで(完成版)

これ↓を読んで、

それに対する自分なりの説明等です。

ウザクさんは以前こんなこと↓ツイートしてて、

「おいおい、刺し合うってなんだよ?(;^ω^) まっとうな批評と喧嘩が一緒なん?」と思ったけど、押し引き本のレビューは超正当でレベル高い感想でした。

それについて。

ようやく書きまんた

以下、工事中だったのを完成させました。遅くなってすいません。

自分では気づかなった指摘がいっぱいあって勉強になった。こういうハイレベルの感想は助かるし、なんといっても面白く、やりがいにもつながる。

なお、公の場で欠点を指摘されることで売れなくなる心配は不要だと思う。影響は大きいと思ってしまうのはネット依存の発想で、ほとんど影響ないんじゃないかね。……これは個人的に影響ないと思うだけで、本当にそうだって言い切れるわけじゃないけどね。

そんなこと気にしてもしゃーないから前を向こう。一喜一憂してたら何冊も本を出してらんねーよ。

裸の女

デカデカと女の裸が載ってるやつ。他人にオススメしづらいだろ!何考えてんだ( ´•௰•`)

そ、そーか。考えもしなかったわ(;^ω^)
ウザクさんみたいなオッサンはともかく、女性とか未成年に対する配慮が足りなかったわ。

といっても、あのコラムを載せてイラストを載せないのも考えられないんだが。。。

あ、旧版の件ね。今の文庫版には裸の女は載ってません。

インデックス機能

例えば、章扉のページ(トップ画像参照)と裏側の2ページの赤白を反転させる。たったこれだけでグッと使いやすくなります。(例:P135・P136)
反転するだけで赤色がインデックスみたいになります。ネマタさんと村上淳プロの意見が探しやすくなりますよね。

章扉のページとはこれ↓

ウザ1

なるほど。考えもしなかった。
これはページデザイナーも含めた本全体的なデザインの話になるね。

章扉は左ページだから、こういったデザインをすると、普通はかならず右側が赤、左側が白になり、白の上に文字を乗せることになる。重要なことは外側に配置するから。それを逆にするのは不自然で、デザイナーは嫌がりそう。

なので、この意見は、章扉のデザインを左右逆にするのは小手先すぎるし、見やすさが足りないので、章の変わり目がわかるインデックスがあった方がいいって話になる。インデックスとは、こういうやつ↓

ウザ2

これは確かに強者の意見のページにインデックスを入れれば良かった。そうした方が良かったね。

俺は一読者としてインデックスがあってほしいと思うことがないので、思いつかないんだよな(;・∀・)

これは、うむむむ、確かに……って意見だった。

誤植

誤植はある。結構ある。「牌の間違い」「牌の配置がおかしい」「少牌」「点棒が足りない」「統一性がない」などなど。

そ、そうなんか。
見つけたら教えてくださいとしか。

過去形になるけど、俺は校正が得意だった。昔は得意だったから、やりゃできると思ってしまいがちだけど、もうできてねーんだなと思わざるを得ないね(==)ウム

解答が透けてる

「鉄押し!」などのほぼ解答となっているイラストが透けている。

んー、そうか。
たしかに見えるね。

っていうか、福地さんの本は、いつも透けている。名著と言われている『基本形80』でさえも解答打牌が透けている。私が『基本形80』を手放しで褒められないのは、回答の正否よりも透けてる部分が大きい。

そ、そーか(;・∀・)

俺は透ける透けないってそこまで気にしないんだよな。
この種の本を作るとき、最初の方の打ち合わせで、透けない方がいいから紙は厚めにしてほしいとか、裏ページに解答が載る箇所には何か印刷が載るようにした方がいいって編集者に伝えるんだけど、そこから先は編集者まかせで、あまり気にしない。

昔、コンビニ文庫の何切る本をいっぱい作ってた時代があって、そのときは配慮してた。こういうやつ↓

麻雀検定表紙

500円くらいの値段で、何問解けたかで雀力を判定しようってエンタメだから、見えちゃ駄目だろうと。
そのときは、デザイナーとの打ち合わせで、透けないように作った過去の例を見せて、同じようにしてくれって頼んでた。

今の本は1500円とかして、ただエンタメとして買うには高く、学習目的が強まってる。だから、見えた見えない、解けた解けないって単純な読み方をする人は減ってて、そこまで必死になんなくてもよくねーか?って気になる。甘いかな?

ツイッターで見る限り、ウザク本は300問中何問できたって書いてるのよく見る。でも、押し引き本はそういうのってほぼ見ない。透けないように作るってすごく重要なことなんだろうか?

俺自身は一読者としては透ける透けないってまったく気にならないし、解答が同じページにあっても構わないタイプ。

だから、問題→答えがかならず表裏にある作りにもしない。「鉄戦術」↓では、問題→答えを右→左にした。

この本はコンセプトが明快じゃなかったから売れなかったと思ってたけど、もしかして、この形式にも問題あったのかな?(;'∀')

というわけで、今回の押し引き本に関しては、俺の本に対して透けるから駄目って意見はそう多くないので、ウザクさんはそっち派ってだけなんじゃないか。

透けないにこしたことはないんだけど、そのためにどんだけ神経を使うかって話になる。

繰り返し読めるか? 強者の回答をどうするか?

「1章と2章を雑に繰り返してください!」と書いてあるにも関わらず、何度も読ませる気がない構成。
 これは、もちろん、ネマタさんと村上プロと福地さんの解答と別の位置にあるため。
「スペースの都合で入れられかなかった」のようなことを言っていますが、全文入れる必要はなく、「同意」とか「意義あり」とだけ入れておくだけでも全然違う。
結局、効率的に勉強しようと思うと、読者が「本に書き込む」「もう一冊購入」「コピーする」のいずれかの方法を取るしかない。
 繰り返してほしいなら、そういう作りにしてほしい。
そういう作りにできないなら「繰り返してください!」などと書かないほうがいい。
特にリメイクならなんとでもなるはず。

ここが一番感心し、面白かった。うーむ、確かに……と思ってしまった。ただね、これもそう単純ではない。

①ネマタさんと村上プロの強者の回答を入れるか、②解答ページに一緒に入れるか、という問題に関して、答えが出てるわけではないから。

俺自身はウザクさんと同じ考え方なんだよな。解答ページに入ってた方が見やすい。

でもね、編集者の意見は逆のことが多い。この編集者は麻雀も強い人たち。

たとえば竹書房の金ポンは①の段階で不要派なんだよね。福地解答だけでいいと。コンビニ本で初めて他強者の回答も載せたとき、彼は反対したけど、俺が絶対に載せたいと押し切った。

彼は載せる必要がないと言うくらいだから、同じページに載せるのはさらに反対する。何が解答なのか明確じゃなくなって、スッキリしない本になると。

俺の経験でも、別解者は2人がよくて、それが多くなると意見がばらけすぎて何が答えなのかよくわからない本になる。「天鳳本」の何切るページがそうだった。当時の全天鳳位の回答を入れたら、なんだかよくわからないページになった。別解3人でも多い。2人がいい。

今回の押し引き本の鉄人社の担当様は、この人も金ポンに劣らないレベルで麻雀が強いんだけど、今の形がベストだという。別ページがいいと。

俺の解答を見て、違和感がなかったらそのまま次の問題に行っていいし、違和感があったときは強者の回答を見る。そのときに別ページに行くワンステップがあった方がいいと。

麻雀に行くときの電車の中で、今日の自分は大丈夫か?ってチェック用として使ってて、この本はむっちゃ実用的だという。だから実際に使ってる人の意見でもある。

ユーチューバーやまきは、強者の回答は読んでなかったな。

解答ページに、同意、微妙、異議ありなどとだけあって、解説は別ページにっていうのは中途半端だと思う。

というわけで、強者の別解はどう入れるのが一番いいのか、いまだにわからん。俺個人としてはウザクさんと一緒で、解答ページにまとめて入っててほしいから、こういうふうに書かれると、うーむ、確かに……と思ってしまうけど、いろんな人の意見を聞くと、それが正解とは言い切れなくなる。

だから、これまた、ウザクさんは(俺も)そういうタイプなのねって話になる。

新しい本が出るたびに過去本がゴミになる?

押し引きに関する本は、リメイクも合わせ実は今回が3度目。
何回出すんだYo!ということで、さすがに3回目ということで、すばらしい内容です。
ただ、新しい本が出るたびに、過去の本がゴミになってしまうのは福地本シリーズの欠点ですね( ´•௰•`)

うーん、これはそうは思わねーなー。

決定版1冊にしてくれよっていうのは古い発想だろう。学校の勉強の教材的な感覚かなって思うけど、学習教材だって資格試験的なやつはけっこう変化する。

たとえば将棋なんか、常識がどんどん塗り替えられていくから、新刊には過去の本と逆のことが書かれてても当たり前だったりする。

なので、その時点で一番いいと思う内容で作って、それが時期によって変化しても、しゃーないんじゃねーのって思うわ。むしろその方が誠実なんじゃないか。

これは要するに、ウザクさんが3年前と今で打つ麻雀が何も変わってないって話だろう。

令和版?

令和版とは言うけれど、文章は旧版から持ってきているだけので、時代に関する記述は、違和感がある。
「令和版」というより、「新版」と言ったほうが正しいかも?

んー、これは正しいですね。
確かに、令和版とつけたのは、そっちの方が印象に残るかって判断であって、内容的に令和的なのかといったら、そういう感じはないですね。

「天鳳や雀魂でそのまま使えるのか?」という問題

これは使えると思ってます。販売上の戦略として曖昧にしたわけじゃなく、このレベルの基本だったら、どこの麻雀でも一緒じゃね?って内容なので。

より正確にいうと、3章&4章はどこの麻雀かによって変わる余地があります。とくに3章はけっこう天鳳&雀魂的だと思う。フリー雀荘では、3章みたいなことを考えすぎると素点と祝儀で損します。

ただ、3章の内容が欠落してる強者ってたまに見かけるので、そういう人のために入れた感じ。ウザク本みたいな牌効率だけで天鳳の七段になっちゃうような人ってたまにいるので。

やまきが「本の最初の方に1章と2章だけでいいと書いてあったけど、3章や4章も読んだ方がいいと思います。私は目からうろこというか、知らなかった考え方とかいろいろあって勉強になりました」とゆーてた。それは3章のことだと思う。他の本にはこういうのがシンプルに書かれてないから。

強者の選択

これはすごく良いと思います。いろんな意味で。
これ、人選によっては本のイメージが180度変わる可能性もありました。
人選が上手です(笑)

これは正直よくわからんです。
たとえば誰を入れるとイメージが真逆になるのか思いつかないので。
つーか、真逆になる強者なんている? 本当にわからんです。

以下、ウザクさんに対して厳しいというか批判的な内容だけ有料にしておきます。

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