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華麗なる経歴が嘘まみれの作家
かつて3年だけあったビアフラという国について書いた↓
なぜこんな知識を持ってたのか?
記憶を探ってみると、大学1年のとき読んだスパイの本だわ。落合信彦という作家の本をいっぱい読んだんだよな。
この落合信彦という人は1980~90年代に大活躍してて、アサヒスーパードライTVCMの初代キャラクターになり、その年は長者番付の作家部門でランクインした。
それほどの人なのに、その華麗なる経歴が嘘まみれであると疑われてるんだわ。その件について書いていこう。
この前、桜井章一noteを書いたとき、極真空手の大山倍達との類似性を指摘した人が多かったけど、俺からすると落合信彦も似てる。
彼の経歴はこんな感じ↓
定時制高校を卒業後、奨学金を得て貨物船で海を渡り、アメリカのオルブライト大学に入学した。
在学中は得意の柔道と空手で喧嘩100戦100勝。モテモテ生活。空手道場を開き、そこでの生徒が後にCIAやFBIに就職して貴重な情報源となった。
卒業後、テンプル大学大学院に進学。中退後、友人と石油ビジネスを開始。日産10万バレルの油田を掘り当て大成功した。
数年後、望郷の念に駆られて会社を売却して帰国。その半年後に石油ショックが起きた。
日本で作家業を開始し、通算で100冊くらい著書と翻訳書を出している。
ね、恵まれない家庭から努力と根性と幸運でのし上がったと目される華麗なる経歴だ。これが嘘まみれであると疑われてるんだわ。
・高校時代には柔道で全国優勝したとアメリカの新聞記事にあるけど、落合が全国チャンピオンになったとされる1958年にはインターハイに個人戦はまだなかった。団体戦も愛知県の東海高校が優勝している。
・アメリカで大学在学中に空手道場を開いていたというのも真偽不明。ただし、実兄が空手家になってるので、空手との関りが深かったのは事実だろう。
・日産10万バレルの油田を掘り当てたというが、どこのなんという油田なのか明確にされていない。エクアドル説とナイジェリア説がある。だがエクアドルは当時、国全体としても日産10万バレルもいってなかった。ナイジェリアだとしても、石油メジャー5社以外がその規模の発見をしたら大ニュースになってるはずだけど、それも発見できず。
・そもそも一緒に石油ビジネスを始めたとされるジョニーという友人の存在が確認できない。
・ベトナム戦争で戦死した友人に代わり石油会社の社長に就任したが、会社名は集英社のパーティーでワイルドターキーを飲みすぎて忘れたまま。適当すぎだろ!
・石油会社を売却した半年後に石油ショック。これはタイミング良すぎないか?
・CIAに200名の知り合いがいる。多すぎだろ!
・キャリア最盛期には情報収集のため年間3000万円の経費、国際電話代は月200万円以上だった。多すぎだろ!
・ブルース・リーと対戦し、勝利した経験がある。曰く「あんまり強くなかったですね。3分で勝負がつきました」。おいおい(;^ω^)
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