雀ゴロ見習い君を一撃で狩った
ダンスの帰り道、馬鹿店に立ち寄った。
もうアドゲーは止めようと思ったのに、その決意が1日しかもたねーんだよな。なぜ、こうも楽しいのか? 淋しい男、現実から逃げてる男を吸い寄せてしまう誘蛾灯。それがアドゲーだ。
今日は最初から目玉2つチャーハンを注文。もう飽きたよ。飽きたけど、他に食べるもんがねーんだよ。
今日は1卓だけ。直前まで2卓だったようだけど、割れた卓の人が2人待ってて、やってる卓にはメンバーが2人入ってる。ラス半の人もいるみたいで、俺も入れると。
割れた方の卓だったにーちゃんに挨拶された。「〇〇です」と。
ん、君は、いい年こいて大学に入ったにーちゃんじゃね? 麻雀の腕はもうひとつだけど、無職だから形としては雀ゴロだという雀ゴロ見習い君だよな。
最近は仕事もしてるそうな。危ない仕事ではないと。そりゃ良かった。雀ゴロよりも昔やってたという空手をやれよ。空手がどの程度なのか知らんけど、麻雀は甘ちゃんだから。
1戦目
対面にはオールドボーイ。対戦成績はおそらく負け越してる。いいかげんにしろ! 横浜の雀荘へ帰れ!
上家は気のいいおっちゃん。いつもどこどこ製作所みたいな現場服を着てる。
とくに何もなく3着。
2戦目
メンピンドラドラ裏の親マンをオールドボーイからアガったけど、雀ゴロ見習い君のダマハネに刺さった。雀ゴロ見習い君がカンした8mがカンドラになり、ひっそりイーペーコーで張ってやがった。しゃーねー。この回避は無理だわ。
3着。
ここまではいいことが何もなかった。次回から俺のマグマが火を噴き始める。
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