童貞感爆発する高校時代の思い出
高校は通学が不自由だった。
家から最寄りの駅まで自転車で行く。約10分。駅前に有料の駐輪場があった。
最寄り駅から電車で10分。南浦和という駅で乗り換えて、武蔵野線という電車に25分乗る。
この武蔵野線が不便なんだわ。朝のラッシュ時にも20分に1本しかない。そしてよく止まる。高い所を走ってて強風に弱いんだわ。
高3のときだったかな、武蔵野線が1ヵ月止まったことがあった。線の途中に古タイヤ捨て場があって、そこで大規模火災が起き、しばらく燃え続けたせいで線路が溶けてしまった。復旧するまで1ヵ月もかかったんだよな。
と、それくらい不便な電車だった。
この田舎臭い武蔵野線に25分乗り、新小平という駅で降りる。
その駅前の駐輪場でも月間契約してて、そこから高校まで自転車で15分だった。
家から高校まで自転車を2台使うから、雨が降ったりするとすげー嫌だった。
99%の方にはどうでもよすぎる話だと思うけど、このどん臭い武蔵野線が恋の舞台なのだった。
朝のラッシュ時にも20分に1本しかないから、毎朝同じ時間の電車に乗る。同じ電車に乗って通学する高校生のグループは2つあった。
1つは俺の通ってた男子校。もう1つ、冴えねー感じの女子校が近くにあった。
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