瑞原選手の見逃しは正しかったか?
見逃しの正否を巡って議論が起きた
Mリーグ3/20(月)第2試合。
個人MVPを争う1位2位3位が出場して激突したこの試合、オーラス、瑞原さんがハネツモでトータル1位の伊達さんを逆転できるリーチをかけ、16巡目にアガリ牌を見逃した。
その見逃しの正否を巡って論争が起きている。
こんな意見↓に山ほどの反応があるくらい。
この見逃しの正否について検討していきたい。
まず状況から
南4局
本田朋広 46600
伊達朱里紗24900
魚谷侑未 14700
瑞原明奈 12800
瑞原さんは6巡目、こんな手↓でリーチした。
じつはテンパイしたのは前巡で、即リーしなかったのはミスだと試合終了直後のインタビューで認めてる。
この試合は本田さんがトップだけど、MVP争いでは伊達さんが現状トップ目だ。瑞原さんはマンツモでは足りず、ハネツモ出アガリだと伊達さんを逆転できる。
ハネマンになる条件はツモって一発か裏1、出アガリだと裏ドラ2枚か一発+裏ドラ1枚。
ツモれずアガリ牌も出ないまま終盤になった。
16巡目、魚谷選手がテンパイした↓
ノーテンにするとラスになってしまうため、ここで当たり牌の6pを打ち出した。魚谷さんはMVP争いとは関係ないが、この試合、チーム敗退がすでに決まっており、個人としても最下位となっているので、せめてベストプレイをという覚悟で、非常に気合いを入れて出てきたと終了後のインタビューで語っている。
瑞原さんから見て対面の魚谷さんから6pが出た瞬間↓
瑞原さんはこの6pでロンすると、裏ドラが2枚乗ったときのみ2着となり伊達さんを逆転できる。
2枚持ちの牌は4p、5s、8sの3種類。この3種が裏になる確率と、見逃して残り2回のツモでツモって逆転できる確率はどちらが上か?
残り2回のツモのうち、最後はハイテイなので、裏がなくても逆転できる。
ここで瑞原さんはロンと宣言せず、見逃して残り2回のツモに賭けた。
放送で日吉は、
と実況した。
そしてツモれず流局。
MVP争いの現状トップは伊達さんとなった。
さて、この見逃しの正否はどうだったのか? それを検討するのがこの記事の目的だ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?