見出し画像

日本を分断する2つの階級

今の日本は2つの階級に分かれるって、どんな分け方かわかりますか?

男と女? 東京圏と地方?

即答できる人は少ないと思う。

それは大卒と高卒(中卒含む)だ。

階級という言葉はイギリスみたいな社会で使うものであって、単なる収入格差に止まらない文化も含む言葉だから、それは違うんじゃ?って反応がありそうだけど、社会調査のデータを見ると、単なる学歴差にとどまらず収入や自己肯定感も違う。

大卒は大卒と結婚して子どもも大卒になり、高卒は高卒と結婚して子どもも高卒となるから、再生産されている。そう、まさに階級なんだよね。

詳しく知れば知るほど、確かに階級だわと言わざるをえない。

割合は世代によって違うけど、トータルで人口はほぼ半々。

これは地方vs大都市と重なる。大卒比率がまるで違う。大学に進む若者は東京圏や関西圏に移動し、そのまま帰らないことが多い。

これは俺の意見というわけではなくて、この本↓を読むと詳しく書かれている。

高卒(中卒含む)のうち、女性は自己肯定感が低いとは言えず、結婚による上昇の可能性もある。生きづらいのは男性だ。

この本では、非大卒男性にレッグスという呼び名をつけている。レッグス(LEGs)とはLightly Educated Guysの略なのだが、この言葉はまったく流行せず定着しなかった。

レッグスは実数として680万人。今の日本の状況として、高齢者4000万人と未成年者2200万人を現役世代6000万人が支えている。その現役世代の1割強がレッグスだ。

なぜいきなりこんな話を始めたのか?

不登校youtuberゆたぼんについてnoteを書いたら、そこそこ反応があって、その反応の中には厳しいなぁってのも多かったから。

たとえばこれ↓ 

ここから先は

1,428字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?