ずんだもん「M斬るチャンネル」をどう評価するか
評価爆上げ中のずんだもん
以前から、ずんだもんキャラの「M斬るチャンネル」について書けという要望が寄せられてました。でも、誰がやってるのか見当つかねーしなというのもあって扱いませんでした。
そんなずんだもんを数日前、黒木さんが扱いました↓
その内容に批判が多かったため、数日後に同じ内容の加筆バージョンをアップ↓
というわけで、黒木さんが書いたことへの感想から始めて、ずんだもん「M斬るチャンネル」について思うことを書いていきます。
最高じゃん?
黒木さんnoteへの感想は一言で言うならこれ↓と同じになります。
「何の為にプロやってんだか」は余計なお世話としても、強さこそ正義という気持ちを失ってしまった人たちなんだねという。あるいは、ずんだもんを強いとは思わないのか。
ずんだもんがプロ団体所属者だとバレた場合、処分されるかは俺にはわからんです。されそうだなーとは思います。
あれは処分されるようなもんなんですかね? 本来なら逆じゃないの? Mリーグに出てないプロでも、これだけ強い人がいるって強烈なアピールだと思うんだけど。
今回もスポンサー企業がどう思うかって話になるんでしょうか。そんな団体内の統率ばっか気にしてるより、こういう人材はまだまだいるんですよってほうが魅力は上がると思うんだけど、そう思う感覚は変なんですかね?
ずんだもんの登場はだいぶ衝撃的でした。こんな強いやつがいるんだという衝撃。麻雀コンテンツを作ってる者として、こんな読みは逆立ちしてもできねーぞという敗北感。
あれはすごいですよ。黒木さんは自分もやろうか的なことを書いてるのは、あの内容をすごいとは思ってなくて、自分でもできると思ってるのかな?
あのレベル高さを認識してないってどうなってんだ? 少なくとも俺は歯が立たねーぞ。
……と書いてきて、もう一度黒木さんnoteを読み返してみたら、黒木さんは自分がやったらとはストレートには書いてませんでした。
どうやら【私もやろうかな】という小見出しは金ポンが勝手につけたみたいね。そっか。黒木さんも苦労してますな。ずんだもんというテーマも金ポンに振られて、そのときこのチャンネルの存在を知り、動画をテケトーに何本か見ただけで書いたんでしょう。だから暴露系という認識なんだな。
ずんだもんのすごさ
ずんだもんのすごさは動画を何本か見ればわかるんだけど、一例だけ出しておきましょう。これ↓
コメ欄は黒沢さんのことばっかになってるけど、俺が衝撃的だったのは違う箇所でした。大介のこの手牌↓から3mを切れという指摘
対面の仕掛けに3mは通るからと。
その理由は動画を見てもらうとして、こんなことを読めちゃうやつに勝てるわけねーよ。強すぎるわ。
正当な批評は黄金コンテンツ
改めて書いておきましょう。ずんだもんは暴露系じゃないです。選手の私生活はどうみたいなことはまったく言ってません。暴露ゼロ。
打牌しか見てない。さらに考慮時間がどうみたいな言及もほとんどなくて、放送も見てない感じがします。そんな時間もないだろうしね。たぶん牌譜だけ見て動画を作ってます。
黒木さんが書いてるように、ベテラン麻雀プロの心理としては、麻雀プロの打牌批判チャンネルが作られるのってイラっとすると思います。そりゃそうでしょう。
でもね、Mリーグの発展を願うなら、何も言わないウサギみたいな視聴者ばっか増えるなんてありえません。この前の白石さん↓だってそうでしょ。
彼は自由に批判できないと思ってたからMリーグを見なかったわけで、見たら自由に意見を言いたいのは当たり前。そういう中から批判チャンネルを作る人だって出てくるのは自然なことです。
誹謗中傷というのは、歯並びがどうみたいなやつで、麻雀の内容について語ってるかぎり正当な批評の範疇です。見てたら下手すぎて体調が悪くなったというのも、麻雀のレベルが低すぎることの強調表現として言ってるだけ。中傷を意図してませんよね。
批評とか評論って最近は流行らない言葉だけど、それはしょーもないノーガキばっか語ってる俺みたいな人をイメージするからで、良質の批評や評論って業界の宝ですよ。
声楽科vsアイドル
ずんだもんの登場にざわざわする構造って、音大の声楽科に通ってる人がアイドルの歌唱力ランキングを語るチャンネルを作るのに似てないですかね。
そんなチャンネルができたら、ランクを低くされたアイドルのファンは激怒するでしょう。でも、声楽をやってる人からしたらアイドルが最高峰なはずないですよね。負け犬の遠吠えといえばそうです。でも、これもアイドルの楽しみ方のひとつと言えるんじゃないかな。
現実には、歌唱力オタとアイドル追っかけは別物すぎて、こんな変な人はいないと思います。でも構造としてはこんな感じじゃないかと。
麻雀の場合は、Mリーグができて日が浅いから、歌唱力オタとアイドル追っかけが混ざってます。これってすごいことだよね。新規層がそれだけいるってことだから。
Mリーグをアイドル追っかけ的な姿勢で見てる人にとっては、ずんだもんは推しにケチつける嫌味な動画でしょう。目ざわりです。でも、声楽科的な姿勢で見てる人にとっては、その分野の大家が解説してくれる素晴らしいコンテンツです。
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