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本は誰のために出すのか?
ダンスのマブダチの高ちゃんがkindle本を出そうとして書いてる。kindle本なら全部自分でやったら金かからず出せるんだわ。俺は応援してて相談に乗ったりしてる。
これ↓を読んでみたという。
Amazonで見てみたら、すげー内容だわ(;'∀')
たくさん書かなきゃいけない → 嘘です
時間をかけなきゃいけない → 嘘です
専門家じゃないといけない → 嘘です
きちんと調べなきゃいけない → 嘘です
ミスがあっちゃいけない → 嘘です
SNSで販促しなきゃいけない → 嘘です
10分でタイトルを決めろ
10分でパクリ表紙を作れ
10分で目次を作れ
ネットだけで1時間で資料を揃えろ
1時間で書き終えろ
9割はコピペしてオリジナルは1割で
という内容だった。
俺も読んでみようかと、アンリミに入ってたからダウンロードした。スカスカ横組み40ページしかないから、カフェで注文したランチが出てくる前に読み終わった(;'∀')
うーむ。考えさせられるな。
著者が重視してるのはスピードだ。いけそうなテーマを見つけたら誰よりも早く出せと。
この人がAmazon1位を取った自慢は「10分でわかる新型肺炎COVID-19コロナウィルス」という本だ。当時、コロナ本はすでに2冊あったけど、WHOがCOVID-19という名前を決めたとき、これだ!と思い数時間で書き、その名前をタイトルに入れた最初の本を出せた。結果、分野1位を取れたと。
この本すでにAmazonにはないんだよな。何か問題があって取り下げたんだろう。最速で出し、ミスったら取り下げると。
こういう経験を示しつつ、著者は言う。売れる本を書くというのは、専門家として時間かけてきっちり書こうとするのではなく、いけそうなテーマを見つけて最速で書いて出すことだと。
本じゃなくて情報商材なんだよな。
著者はペンネームK.K.という名前を使ってて、本業は精神科の医者。kindle本を何十冊も出しており、その分野は3つに分かれてる。①kindle出版、②医者、③株だ。具体的に見てみると、こんな感じ↓
kindle出版系↓
ど素人が7日でKindle出版をする方法
Kindle海外出版マニュアル
Kindle出版 表紙の作り方 パワポで作る15のデザイン
オーディオブック出版の教科書
医者系↓
精神科レジデントのための書類の書き方
死亡診断書・死体検案書の書き方: 当直医のための死亡診断書・死体検案書 記載マニュアル
ど底辺ドクターが教える 精神科 こんな時どうする??
精神科レジデントのための薬物療法裏講義
株系↓
ど素人が7日で株式投資をする方法
大化け銘柄の新研究
オニールの成長株発掘法を株探で実践する方法 Part3
翌日ストップ高となる材料株の見つけ方
ここに挙げたのはごく一部で、まだまだ大量に出してる。
最近は、誰かに書かせたものを編集して出す側にも回り、こんな本↓を出してる。
富山大学医学部 最短合格マニュアル
競馬で月10万稼ぐ技術
パチスロで月10万稼ぐ技術
パチンコで月10万稼ぐ技術
すげーな(;'∀') kindle出版って情報商材屋の棲家になってんだな。
金を出して買う情報商材は読む側のハードルが少し高いけど、アンリミなら敷居は低い。出版社の人からアンリミはいい収入になるって聞く。読み捨て系のコンテンツにとっては美味しい商売らしい。
こんなん時間の問題でChatGPTに聞けば良くね?ってなりそうだけどね。そっちのほうが信用できるだろ。風前の灯火ビジネスに見える。
さて、情報商材のことはいいわ。勝手にやってください。
ランチが出てくる前に読み終わり、食いながら考えてしまった。本は誰が誰のために出すものなのかって。
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